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- 酒?料理?個室?目的別の接待の切り札店 -

SL広場を見下ろし味わう、京会席と神戸牛の蒸しゃぶ「瓢喜 香水亭 新橋店」

サラリーマンの聖地と言われる新橋。多数の飲食店がひしめきあうその駅前界隈は、仕事帰りの客が赤のれんの居酒屋でいっぱいひっかけて帰る…そんな場所のイメージが強いかもしれないが、サラリーマンの接待使いに間違いのない店もまた存在する。眼下に新橋駅前SL広場を収めるビルにある、京会席と蒸しゃぶの店「瓢喜 香水亭 新橋店」もそのひとつだ。

完全個室。清浄化した空気で満たされた空間で、季節を感じる

ビルの7階、エレベーターを降りるとそこには赤のれん、ならぬ渋い色合いの、のれんが下がる入り口がある。その店内は全席個室、窓のない引き戸がひたすら並ぶどこか秘密めいた空間が続く。内部空調だけでなく取り入れる外気も清浄化し、湿度調整まで行うという徹底ぶり。席についてなんとも落ち着く感じを受けたのは、気のせいではなかったようだ。
早速だが「蒸しゃぶ」をメイン据えた人気のコースを味わってみたい。いただいたのは、神戸牛の蒸しゃぶをメインとした「山吹」9000円。八寸、お造り、蒸しゃぶ(神戸牛・季節野菜、箸休、寿司、うどん、甘味からなるコースは、はじめの八寸からインパクトの強いものとなっていた。

器となる篭には、カボスの中に甘鯛の昆布締めなどを詰めたカボス釜、舞茸土佐煮、など山海の季節が目一杯に詰め込まれている。ススキの穂や紅葉などがあしらわれた盛り付けから受ける季節感は、どこか切なくなるほどだ。
また、紅葉鯛(紅葉の季節に獲れる脂の乗った真鯛)も並ぶお造り、柿をくりぬいてそのまま器とした箸休めの柿なます、秋刀魚の炙りをネタにした寿司など、どれも目で、舌で、季節を味わえるものとなっている。
こうした料理の数々は旬の食材を使うこともあり、1カ月ほどで入れ替わっていくというが、肉や野菜を特注のせいろ蒸し鍋で蒸して食べる看板メニュー「蒸しゃぶ」は変わらず不動のメインであり続ける。

「融点の低い脂の、まろやかな甘さが特徴の神戸牛を使用しております。通常のしゃぶしゃぶのように湯にくぐらせず、蒸気で加熱しますのでその特徴的な脂を必要以上に落とさず、また旨みを逃すことなく凝縮して味わえるお料理です」(総料理長・橋口定敏さん)
確かに、これはウマイ。脂の甘みはもちろん、凝縮された肉の旨みはそれが鼻に抜けるような感覚を覚えるほどに濃厚。それでいてくどさ、牛臭さはなく、すーっと消えていく。ただし、こちらの蒸しゃぶは単に高級食材が味わえるというだけではない。

味だけではない。口中で刻む食感のリズムに酔う

「はじめは京野菜を刻んだもののみだったのですが、食感が単調な気がしまして…。そこで、新たにキノコやコンニャクなど、食感の異なる具材を入れるように改善しました。蒸すことで大きく膨らむ麩など、見た目でも楽しんでいただくように心がけており外国人のお客様にも好評です」

確かに、葉野菜のシャキシャキ、えのきのシャクシャク、エリンギのコリコリ、蓮根のサクサク、赤こんにゃくのクニュクニュ、麩のグニグニ…。それぞれ異なる食感が口のなかでリズムを刻み、噛むのが楽しくなる。聞けば開店当初は、蒸し加減の難しさ、取り分け時の安全性を考え給仕がつきっきりだったという。しかし、現在は具材の切り方、器具の改良などにより、着火と蒸しあがりの確認以外は、店員が立ち会うことはない。

また、料理を順序立てて提供するのではなく、重箱に詰めた状態で、最初に全て出すことも可能だという。利用客の大半が接待での使用であることから、そのプライベートな席に極力店員を介在させないための配慮である。こうした配慮、サービスに慣れていることは接待使いでの安心材料となるだろう。

それでいてなお、飲み放題付き税込、サービス料込みで8000円からの安心手軽なポッキリプランもあるというから、ありがたい。新橋駅前SL広場を見下ろしながらも、雰囲気は銀座のそれ。“聖地”での接待候補として、覚えておいて間違いのない店であることは確かだろう。

Text by Masayuki Utsunomiya