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- 恋に効く心理学テクニック -

【心理学】心理実験でわかった“ベスト”な浮気への対応

連日メディアを賑わせる、不倫や浮気の話題。やはりこの手のゴシップは人々の関心を引き付けてやまないようで、「え、あの人が!」と驚かされたり、「なんてだらしない!」と批判の声があがったりと、様々なかたちで巷を席巻している。

たとえば既婚者の不倫が発覚した場合、被害者であるパートナーの対応にも世間の耳目が集まったりする。迷わず離婚に踏み切る人もいれば、寛大な対応をする人もいるが、いざパートナーの浮気が発覚した場合、自分ならどうするだろう? 怒りで正体を失ってしまう気がしてならないが、できることなら周囲の評判を下げない対応を取りたいものだ。心理学者の内藤誼人先生に、浮気をされた場合のベストな対応を聞いてみよう。

■今回の講師
内藤誼人

立正大学客員教授、アンギルド代表、心理学者。慶應義塾大学社会学研究科博士課程修了。ビジネスから恋愛まで、心理学を応用した実践的なノウハウをまとめた著書を多数執筆。近著に『ヤバい出世学』(大和書房)、『人間性ブラック診断』(河出書房新社)など

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内藤先生「それについては米ソノマ州立大学の心理学者ヘザー・スミス氏が、興味深い実験を行っていますよ。スミス氏は集めた100人の被験者に対してまず、『スティーブとジェシカは恋人同士です。しかしある日、ジェシカの浮気が発覚しました』というシナリオを配布。その上でスティーブの対応を3パターン提示し、それぞれの行動に対して、『大人な対応』と感じる度合い、『聡明な判断』と感じる度合いを、それぞれ採点 させています」

恋人に浮気されたスティーブが取った3つの行動。それは「ゆるした」「別れた」「ジェシカの車のタイヤをパンクさせた」というもの。3番目はいかにもアメリカ的なセンスだが、要は“報復した”という意味だ。

内藤先生「集計の結果、最も『大人の対応』と評価されたのは、『ゆるした』で81点 。続いて『別れた』が72点。そして報復行為は39点とやはり低評価。また、『聡明な判断』と評価されたのは、『別れた』がトップで81点。次いで『ゆるした』が68点、報復行為が50点という結果になりました 。つまり、大人としての度量を見せるには、浮気をゆるすのが一番であり、聡明な判断力を評価されるには、別れることが一番ということが、データから浮き彫りになったわけです」

報復行為に50点もの評点があるのは意外な気もするが、これは「浮気という行為に対し、義憤が働くのが世間」と内藤先生。もしパートナーに裏切られるようなことがあった場合、こうしたデータを思い返して、少し冷静に対応を考えてみるといいかも?

Text by Satoru Tomokiyo