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第49回 | 恋に効く心理学テクニック

【心理学】やきもち焼きほど鈍感になる?

気持ちのすれ違いというのは、夫婦やカップルにとって致命的だ。でも、読心術の使い手でもないかぎり、相手の心情を正確に読み取ることはなかなか難しい。

それでも付き合いが長ければ長いほど、“察してほしい”気持ちも強くなるもの。時に、彼女に「人の気も知らないで!」とプリプリ怒られてしまうのも、致し方ないのかも…。

■今回の講師
内藤誼人

立正大学客員教授、アンギルド代表、心理学者。慶應義塾大学社会学研究科博士課程修了。ビジネスから恋愛まで、心理学を応用した実践的なノウハウをまとめた著書を多数執筆。近著に『ヤバい出世学』(大和書房)、『人間性ブラック診断』(河出書房新社)など

嫉妬はやはり「強い思いの裏返し」?

「たしかに心と心が通じ合わないのはカップルにとってしんどいことですが、それも場合によりけりでしょう。相手の気持ちを的確に読み取れないのは、もしかすると強い恋心の裏返しかもしれませんよ」

そう語るのは、心理学者の内藤誼人先生だ。これは米テキサスA&M大学の心理学者、ジェフリー・シンプソン氏が発表した最新データによる説だという。

内藤先生「シンプソン氏は、円満な関係にある82組のカップルを使って、次のような実験を行いました。まず、カップルの一方を初対面の異性と対話させ、そのパートナーには別室のモニターで会話の様子をチェックさせます。そして、自分の恋人が異性とおしゃべりをしている最中にどんな心情でいるのかを推測させたところ、対話の相手が美人やイケメンであった場合にかぎり、統計学的に有意なレベルで“不正解”だったそうなのです」

シンプソン氏はこの結果から、人は心から嫉妬し、不愉快な思いをした時ほど防衛メカニズムがはたらくため、現実から目をそらしてパートナーの心情を正しく読み取れなくなるのだと結論づけているそう。

内藤先生「嫉妬は強い思いの裏返し。恋人同士だから察せられることもありますが、逆に恋愛感情が強いほど相手の気持ちが読めなくなることもあるんですよ」

この言葉を頭の片隅においておけば、パートナーの鈍感さも、ちょっと許せるようになるのでは?

Text by Satoru Tomokiyo

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