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- 注目のジムプログラム&アクティビティ -

腰痛改善のほか内臓の位置も正常に!? 注目のアクティビティ「ラート」とは?

巨大な鉄製の輪の中に入りクルクル回る「ラート」。テレビで観たことがある人もいるだろうが、実はこのラートには体の不調を改善する様々な効果が期待できるという。一般向けの教室や体験会も多いというラートの魅力やメリットを専門家に聞いた。

■今回のアドバイザー
ラートパフォーマー
吉田望さん

日本唯一の女性ラートパフォーマー。1999年よりラートを始め、全日本選手権、インカレ、国際大会で優勝。2010年からは米シカゴにラート武者修行に行き、ラートパフォーマンスとコーチング、認知度の低いラートをどのように広めているかを学んだのち帰国。現在は、国際的に活躍するパフォーマーやコーチとして、国内外で活動中。

飛行兵の訓練にも利用されていた! 実は100年近い歴史を持つ「ラート」

ラートとは、大きな鉄製の輪が2本つながった器具(=ラート)を用いるスポーツ。吉田さんによれば、発祥から100年近い歴史を持つという。

吉田さん「ドイツ発祥のラートは、別名『ルーンラート』『ジャーマンホイール』とも呼ばれるスポーツです。1925年の発祥当初は、子どもの遊具として考案されたものでしたが、戦時下では飛行兵の訓練にも利用されるなど、多彩な歴史を持っています。現在は、スポーツとしてだけではなく、サーカスなどのパフォーマンスとしても発展し、世界中で親しまれています。国内ではまだまだマイナーなスポーツですが、少しずつ認知度を上げています」

ラートは、姿勢の改善や血行を促進するエクササイズとしても最適!

ラートは、本格的なスポーツとしてだけではなく、エクササイズにも最適だという。

吉田さん「ラートにぶら下がるだけでも、腹筋の背筋を引き締まった、正しい姿勢に導かれます。肩周り、腰回りのストレッチにもなるので、肩こりや腰痛の解消にもつながり、その効果は多岐にわたります。逆さまにぶら下がって、普段と真逆の重力を体験することは、ラートの醍醐味。世界が逆さまになる感覚は、気分をリフレッシュする効果もありますよ。実際に、逆さまの姿勢になることで、普段は重力で下がりがちな内臓が正常な位置に戻り、胃や腸の活動が活発に。全身の血行が促進され、体もすぐにポカポカしてきます。また、自然に頚椎(けいつい)、胸椎(きょうつい)、腰椎(ようつい)が引き伸ばされるため、全身のストレッチにも最適です」

ラートのバランス慣れてきたら、技にチャレンジしてください。と、吉田さん。

吉田さん「ラートの技は、360度回転しながら足の力でコントロールし体幹でバランスを取るため、太ももやふくらはぎが引き締まるほか、体幹のトレーニングにもつながります。また、身体を捻る動きが多いので、くびれを作るのに必要な腹斜筋(ふくしゃきん)を鍛えることができます。ラートは、さまざまな動きを取り入れた全身運動なのです」

探してみれば全国各地で教室や体験会が。新しいもの好きな人にもオススメ

じわじわと人気を上げてきているラート。最近は、各地でラート教室や体験会が開かれているという。

吉田さん「ラートは、何か新しいことにチャレンジしたい方、他人とは違うスポーツを楽しみたい方におすすめのスポーツです。ラートの技は、シンプルなものからハードなものまで何百個とあるので、新しい技をどんどん習得する達成感を味わえます。趣味として話のタネになるのも、マイナースポーツを始めるメリット。ぜひ、気軽に体験してみてください」

■最後にアドバイザーからひと言

「初めてラートで回転する瞬間は、とてもドキドキします。少しだけ勇気を出して、まずは一回転してみてください!」

Text by Mai Tachikawa(Seidansha)