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動脈硬化予防の効果も!? 秋の味覚「ぶどう」は種や皮も食べるべき

食欲の秋に旬を迎える「ぶどう」。実はその種や皮にも、コレステロールを低減させる「オレイン酸」や抗酸化作用が期待できるポリフェノールが含まれているという。旬のぶどうの魅力について、専門家に聞いた。

■今回のアドバイザー
管理栄養士
川村郁子さん

自身が太っていたことがきっかけで食に興味を持ち管理栄養士に。病院栄養士を経験後、独立。現在は栄養専門学校やラジオパーソナリティ、セミナーなど「楽しむ食」をモットーに“食育子さん”として活動している。

エネルギー利用されやすい果糖と「長寿遺伝子」が魅力のぶどう

秋の味覚の代表格としてなじみ深いぶどう。いったい、どのような栄養素が含まれているのだろうか?

川村さん「ぶどうの主な栄養素は、エネルギー源となる『ぶどう糖』や『果糖』などの糖類です。ぶどうの糖類は『単糖類』と呼ばれる種類のもので、ほかの糖類に比べて体内に吸収されやすいのが特徴です。そのため、適度な摂取ならば脂肪として蓄積せずにエネルギーとして利用しやすい、というメリットがあります」

また、ぶどうの実はカリウムを多く含有し、利尿作用が期待できるため、むくみが気になる人にもオススメという。しかし、ぶどうの魅力は実だけではない。

川村さん「ぶどうの種子には、不飽和脂肪酸の一種である『オレイン酸』が含まれています。このオレイン酸はコレステロールを低減させて、動脈硬化などの血管トラブルを防ぐ効果が期待できます。また、ぶどうの皮に含まれる『レスベラトロール』という色素成分は、抗酸化作用が望めるポリフェノールの一種。ラットを使った実験では、長寿遺伝子として有名なサーチュイン遺伝子の活性化が見られた、という報告もあります」

レスベラトロールは、肌のハリをサポートする効果もあるとか。肌のハリやコレステロールが気になる40代男性ならば、皮や種子など丸ごと食べることで、ぶどう本来の力を享受することができるかもしれない。

種まで食べるのには抵抗も…。ならばグレープシードオイルやワインで、効率的にぶどうの栄養を摂ろう

とはいえ、ぶどうの種子を食べるのは少々難しいと感じるはず。

川村さん「そうですね。しかも、種子に含まれるオレイン酸は、生のぶどうから食べるよりも、ぶどうの種子から抽出した『グレープシードオイル』で摂取するのがもっとも効果的です。食用で摂取するときは、料理にかけたり、そのまま小さじ1杯飲むなどの方法で摂りましょう」

オイルを購入する際は、製造年月日が近く、酸化しにくい「ビン」入りのものを選ぶと◎。直射日光を避けて保存し、開封後はなるべく早く使い切るのがポイントだという。

「そのほかの摂り方としては、果汁100%のジュース、もしくはワインを1日にコップ1杯(200cc)飲むのが◎。ワインもおいしいのですが、飲み過ぎに注意して週に1、2回は休肝日を設けましょう」

果物の場合は1日ぶどう一房(200g)を意識して摂取すべし

旬の食材だから、生のぶどうで楽しみたいという人は1日200gが目安、と川村さん。

川村さん「生のぶどうならば、1日に小さめのぶどうを1房(200g)ほどでOK。もし、ほかの果物と食べるようならば、すべてを合計して200gになるように調整してください。ぶどうは、果糖などの単糖類を多く含むため、食べ過ぎると血糖値を上昇させるため、太る原因にもなってしまいます。また、摂りすぎは中性脂肪になりやすいので、食べる量にはとくに注意が必要です」

最後にアドバイザーからひと言

「1日に食べる量を調整しながら、旬のぶどうを堪能してください」

Text by Miki Ohnuki(Seidansha)