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- 【40代向け】若年性アルツハイマー・認知症 -

アルツハイマー型認知症の予防に赤ワインが良いってホント??

年齢を重ねるにつれ、不安が高まるアルツハイマー型認知症。予防策についてはまだまだ不明な点が多いが、最近の研究によれば、なんどアルツハイマー型認知症の予防に赤ワインが良いというから驚きだ。詳しい話を、医学博士の栗原さんに聞いた。

■今回のアドバイザー
医学博士
栗原毅さん

日本の医学博士。栗原クリニック東京・日本橋院長。前慶應義塾大学特任教授。脂肪肝の改善こそがメタボリックシンドロームの予防・改善に役立つと提唱。治療だけでなく予防医療にも力を入れている。血液サラサラの提唱者の一人でもある。

赤ワインに含まれるポリフェノールが、アルツハイマーを予防する?

アルツハイマー型認知症の予防に赤ワインが良いとは、一体どういうことなのか?

栗原さん「『アルツハイマー型認知症』は、アミロイドβという異常タンパクが脳細胞に沈着して起こる病気です。アミロイドβは、55歳を過ぎると、脳への沈着が始まります。さらに、糖尿病などで過度に蓄積すると、脳神経細胞に障害を与えることがわかっています。

赤ワインに含まれるポリフェノールの一種『レスベラトロール』には、脳細胞に沈着しているアミロイドβを分解し、脳細胞を正常に保つ作用があると考えられています。また、もともとポリフェノールには動脈硬化の進展抑制効果があるとされ、アルツハイマー型だけではなく、『脳血管型認知症』など様々なタイプの認知症においても予防効果が期待できるのではないか、と考えられているのです」

実験で証明された「赤ワイン」の脳への効果とは?

赤ワインの摂取が脳に効果的な働きをすることは、ある実験で証明されているという。

栗原さん「赤ワインを3週間飲ませたマウスと、飲ませていないマウスをプールに入れ、ゴールの位置を学習させる実験を、繰り返し行いました。すると、赤ワインを飲んだほうのマウスは次第にゴールを覚え、タイムが短くなっていったのです。

これは、赤ワインに含まれる『レスベラトロール』が、脳内の短期記憶や学習機能に関わる神経細胞の機能を改善したからと考えられています。つまりレスベラトロールは血管と脳にいいというわけです」

レスベラトロールは赤ブドウやサプリメントでも摂取できる!

赤ワインでできるアルツハイマー対策。注意すべき点は?

栗原さん「いくら赤ワインが脳にいいからといっても、飲み過ぎには注意が必要です。3杯まで…など1日の摂取量は決めたほうがいいでしょう。また、レスベラトロールは、赤ブドウの果皮やピーナッツの皮、イタドリなどにも含まれているので、そういった食材で摂ることも可能です。サプリメントでも効率的に摂取できますよ」

最後にアドバイザーからひと言

「まずは、お酒を飲む際に赤ワインを選ぶところから始めてみてはいかがでしょうか」

Text by Akeno Kataoka(Seidansha)