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「TRAIN SUITE 四季島」採用の高級寝具で、ラグジュアリーな睡眠体験を

JR東日本が今年5月から運行を開始したクルーズトレイン「TRAIN SUITE 四季島」。すべての客室がスイート以上というラグジュアリーな列車は、調度品も一流のものばかりが揃えられている。そのひとつで、乗客を上質な眠りに誘う東京西川の寝具が、自宅向けのセットとなって登場した。

厳選された繭が熟練の職人たちの手で極上の掛けふとんに

“日本を楽しむあなただけの上質な体験”をテーマに誕生し、国内屈指のクルーズトレインとして人気を集めている「TRAIN SUITE 四季島(トランスイート しきしま)」。東京西川の寝具は、最上級の四季島スイートをはじめ、そのすべての客室で採用されている。すでに「四季島」で旅をしたという幸運な人も、いつかは乗ってみたいという人も、自宅で旅気分に浸りながら眠りにつけるのが、今回発売された3種類の寝具セットだ。
3種類のセットのうち、そのこだわりをもっとも堪能できるのがフルセットの「TRAIN SUITE 四季島 快眠パック」だろう。極上入金真綿掛けふとん、いずれも海島綿を用いた掛けふとんカバー、クイックシーツ、ピローケースにトッパーと枕がセットになったものだ。

それぞれの寝具には日本の優れた素材や技術が活かされており、特に目を引くのが、入金真綿(いりきんまわた)を用いた掛けふとんだ。真綿は、天然繊維の女王と呼ばれる絹(シルク)と同じく繭を原料としている。古くから防寒着に用いられ、一部は高級ふとんにも使用されてきた。その長くて極細な繊維は結束力が強靭で、丈夫な上に軽量で圧迫感がない。また、保湿性の高さから燃えにくい性質もあるなど、「四季島」に相応しく、さまざまな魅力を兼ね備えている。

通常、かたちのよい正繭は絹糸に用いられ、真綿ふとんにはそれ以外の繭が使用されるが、東京西川の真綿ふとんは、正繭だけが使われる。なかでも、極上入金真綿掛けふとんは、希少価値が高い逸品だ。
入金真綿は、福島県伊達市保原町を中心とした一帯で生産される。その製法は約400年前から伝わるもので、厳選された繭が熟練の職人によって加工され、4〜5個の繭がひとつの袋真綿へと姿を変える。

さらに、ふとん用のかたちにするため、2人1組で行われる手挽きによって、袋真綿が丁寧に薄く引き延ばされ、縦、横に幾重にも重ねられていく。1枚のふとんにつき、正繭だとおよそ3000個分、約650枚もの袋真綿が使われる。つまり、約650回の手挽きを要するため、職人ふたりがかりで1日にふとん2枚分しか作れないという。「四季島」の乗客たちの心地よい眠りをサポートする掛け布団は、こうして、上質な原料から手間ひまをかけて作られた貴重なものなのだ。

最高級の綿を用いたカバーリングの光沢や肌触りも格別

掛けふとんなどを包み込み、肌に直接触れる海島綿カバーリングも極上の品だ。カリブ海の島々で栽培される海島綿は、シルクのような光沢とカシミヤのような肌触りを誇り、綿ならではのふくよかさ、しなやかなフィット感を兼ね備えている。
綿の中でも最高級であることから、東京西川では、一流のものを取り揃える「四季島」に合わせて、素材として選んだという。この貴重な原綿を日本国内で丁寧に紡績し、織り上げたものが、掛けふとんカバー、クイックシーツ、ピローケースにそれぞれ用いられている。
また、やわらかい感触で通気性も優れた素材・リラクゼーションフォームを用いた枕は、睡眠科学の追究から生まれたもの。しなやかな質感の寝心地が特徴だ。トッパーは特殊立体波型凹凸構造で、敷き寝具の上に敷くだけで、体圧を分散させ、身体への負担を軽減する。これらがすべて揃えられた「TRAIN SUITE 四季島 快眠パック」は、シングルサイズとダブルサイズの2種類が用意されている。

残る2つのセットは、「真綿ふとんセット」と「ピローセット」。「真綿ふとんセット」は極上入金真綿掛けふとんと海島綿の掛けふとんカバーのセットでシングルサイズのみとなる。一方、「ピローセット」は枕と海島綿のピローケースが組み合わされたものだ。

どの寝具も一級品を贅沢に用いて丁寧に作られているだけに、決して安価ではないが、「四季島」でしか味わえない夢のような寝心地を自宅で毎晩堪能できることを考えれば、決して高くはないとも言える。鉄道ファンや旅行ファン、さらには快適な眠りを手に入れたい人も、チェックしてみてはいかがだろうか。

Text by Fumio Miyata

※トップ画像 写真提供:JR東日本