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【おとなの週末】先端の食体験が楽しめる 日本橋の和のお店

江戸文化が薫る日本橋は今も昔も美味しい店が集まっています。品格あるこの街の風情にしっくりと馴染むのは、何といっても和のお店。日本の伝統を個性豊かに受け継ぐ粋な店を探してきました

日本橋 うしやま

日本橋のとあるビルの地下でとっておきの食空間を見つけた。夜は懐石のおまかせコースが2種類のみ。上品な先付から始まり、季節感あふれる前菜やお造りなど、手間暇かけた品々は「もっと日本料理に親しんでほしい」と店主の牛山さんが考え抜いたおしながきだ。それが単なる〝美味しい料理〟という印象だけにとどまらないのは、随所におもてなしの心が感じられるからだろう。「大事にしているのは、当たり前だけど手を抜かないこと」と牛山さんが力を込める通り、いい食材をなるべく安く提供できるよう毎日自分の目で魚を選び、調理法を工夫し、感動してもらえるよう演出にもひとひねりしている。例えば鮎の焼き物は、風干ししたものを2枚におろして骨を取り除き、再び元の姿に戻して塩焼きに。さらに笹の葉で燻してその煙と共に鵜籠で運ぶ。お凌ぎに至っては毎日店内で打つ二八蕎麦だ。それら料理を前に歓声と笑顔あふれる店内を見渡せば、いい店だなあと、頷くばかり。
(画像上)写真は7月のおしながき。華やかな前菜には、卵の黄身を酢と砂糖で練り上げ茗荷で包んだ黄身寿司や、コリコリのつぶ貝などが入る (画像左下)笹の葉で燻して鵜籠で運ばれる鮎の塩焼きは誰もが感嘆の声を上げる品。8月ごろまで提供する。すだち酢を付けていただく。骨せんべいもパリッとして美味。二八で打つ蕎麦は季節で蕎麦粉を変える。現在は北海道産 (画像右下)冷やし鉢は2時間蒸して柔らかくした鮑やシャキシャキのレンコンなど、食材によってダシや炊き方を変えて調理している。〆の食事は青しば漬けともち米を器ごと蒸したもの。下に桜の葉をしのばせており、風味豊かだ
とうもろこしの天ぷらなど旬の味が重厚なお重に盛られ、特別感も満載
【アクセス】東京都中央区日本橋2-2-20 日本橋仲通りビル地下1階 ☎03-3275-9475 営:11時半~14時(13時半LO)、17時半~22時半(21時LO) 休:日・祝 席:カウンター12席、テーブル14席、計26席/全席禁煙/要予約(昼の和定食利用は予約不可)/カード可/サなし 交:地下鉄銀座線ほか日本橋駅B0出口から徒歩2分

●予算の相場

[酒]ビ:生750円~ 焼:グラス550円~、ボトル5000円~ ワ:グラス700円~、ボトル3600円~ 日:1合850円~ [その他のメニュー]昼和定食860円~、会席弁当やコースは要予約 夜コース(10品)6480円

日本橋 立ち食い寿司 玉結び

握り寿司はもともと江戸っ子が屋台でちょいとつまんでいたもの。だからあえて原点の立ち食いにこだわり、「とにかく気軽に楽しんでほしい」と6月末に専門店をオープンさせた。ナント1貫54円から、高くても500円以下という太っ腹。とはいえ築地で仕入れるネタはすこぶる新鮮だ。編み込みを施した小肌や、舌の上でとろける中トロなど、懐を気にせず本格握りを堪能できるのは感涙もの。とりわけ人気の穴子は全国からその時季にいい品を仕入れ、ふっくら煮上げた逸品で、酒のつまみでも注文できる。ほかにもイクラがてんこ盛りの名物いなりはそのビジュアルにもう目が釘づけ。期待を裏切らない旨さにもイチコロだ!
(画像上)内容は仕入れで変わる。写真は本マグロの中とろ、エビ、タイなど。名物のいなり寿司も彩りを添える (画像中左)イクラがたっぷり盛られた名物いなり。ネタは甘エビなど3種あり、インパクト大。刻んだガリを混ぜたシャリも味わい深い (画像中右)煮穴子はつまみでも人気。日本橋にある穴子の名店「玉ゐ」の系列店ゆえの質の良さだ。あら汁の骨は食べられるほど柔らかい (画像下左)店長がこのマンゴーの旨さに感動してメニューに取り入れた。「寿司屋でマンゴー?」と驚いてほしいそう (画像下右)お得なちらしはランチの定番。このボリュームで1000円以下とは驚き
【アクセス】東京都中央区日本橋3-8-16 ぶよおビル1階 ☎03-6262-3013 営:11時~14時(13時半LO)、17時~22時半(22時LO) 休:無休 席:スタンディング・カウンター9名、中央テーブル13名、計22名/全席禁煙/予約不可/カード可(一部除く)/サなし 交:地下鉄銀座線ほか日本橋駅B1出口から徒歩2分

●予算の相場

[酒]ビ:生486円 焼:グラス432円~、ボトルなし ワ:なし 日:1合540円~ [その他のメニュー]1貫54円~486円、三色丼756円、特上ちらし(お椀付き)1994円など