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下腹部太りの原因にも! 様々な不調の原因となる「歪んだ股関節」解消法

全身のバランスを支える役割を担う股関節。デスクワークなどで座っている時間が増え、相対的に運動量が減ることにより不自然に歪んでしまい、様々な不調のもとになるという。ゆがんだ股関節によって引き起こされる不調とエクササイズ方法を、専門家に聞いた。

■今回のアドバイザー
整体エステGAIA 主宰
南雅子さん

美容家。エステティシャンとして20年活躍後、平成2年より整体、カイロプラクティックの資格を取得し、日本で初めてエステに整体カイロプラクティック技術を取り入れて整体エステ「GAIA」を主宰する。

猫背や肩こり、メタボ腹につながる“股関節のゆがみ”の恐ろしさ

そもそも“ゆがんだ股関節”とは、一体どのような状態なのだろうか。

南さん「人間の体には約260個の関節があるといわれており、それぞれの骨と関節はすべてつながっています。そのため、体の一部のゆがみは全身に影響を及ぼすことになります。たとえば、背骨を支える骨盤の位置が前傾すると腰が反ってしまい、それに連動して胸郭などの上半身の骨が前傾し、猫背になります。猫背と反り腰の状態がつづくと血液の流れが悪くなり、肩こりなどの不調はもちろん、肋骨の位置が下がって内臓も下垂してしまうのです」

こうして内臓が下がると、同時に下腹部が出てしまうなど様々な悪影響が出てしまうという。

南さん「股関節がゆがんでしまう原因は、1日4時間以上、前のめりでのスマホやデスクワーク、あぐら座りや前首、前肩、猫背の姿勢で立つクセなどの、生活習慣に問題があるケースがほとんどです。また、男性のなかには鍛えすぎた上半身が重くなり、股関節をゆがませている人もいます。鍛えるときは、全身をしっかり鍛える必要があるのです」

特に、体の中心に位置する股関節のゆがみは、全身に波及するそうだ。

1日1分でOK “寝たまま股関節まわし”を実践してやせる体づくり

南さんが提唱する「寝たまま股関節まわし」を習慣化することで、股関節ゆがみを解消できるという。

南さん「股関節のゆがみを整えると、ボディラインが美しくなるだけでなく、全身の血行をよくして太りにくい体づくりにもつながります。このエクササイズは、寝たままでおこなうので、体重が重い方でも腰に負担がかからない体操です。体重を気にすることなく股関節を柔らかくすることができますよ」

そこで、南さんにオススメの“股関節まわし”の方法を聞いた。

●メタボ腹に効く『お尻叩き』

1:うつぶせになって恥骨と両肘を床につける。両手を合わせて指先を軽くアゴに添え、肩の力を抜いて肩甲骨を下げる。両脚は肩幅に開き、まずは右脚をヒザから曲げて足の指先を丸めてかかとをお尻に近づける。

2:息を肺から押し出すように深い呼吸をしながら、かかとでお尻を叩く。1に戻り、左脚でも同じようにお尻を叩き、左右交互に5〜10回ずつおこなう。勢いよくリズミカルにかかとをお尻に当てるのがポイント。

●猫背を治したい『壁押し✕ひじまわし』

1:両足を肩幅に開いて、足裏を壁につける。両手は第一関節で軽く組み、胸の上に置いてスタンバイ。

2:息を大きく吐きながら、軽く円を描くように右ひじを頭に近づけ、左ひじは腰に近づけるようにまわす。背骨が動いていることが実感できればOK。左右交互に5〜10回繰り返す。

南さん「股関節まわしは、就寝前のリラックスタイムにおこなうのがベスト。テレビを見ながらなど、スキマ時間を見つけて実践してください」

最後にアドバイザーからひと言

「股関節が硬く、ゆがんでいる人はゴルフなどのスポーツが不得手になりがち。運動をより楽しみたい人は、ぜひ股関節まわしを試してみてください」

Text by Miki Ohnuki(Seidansha)