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- スーパーカーブランド【メルセデス・ベンツ】 -

AMGの特別なオープン──メルセデスAMG GTロードスター

スローガンは「Handcrafted by Racers.」、直訳すると「レーサーの手作り」。メルセデスAMG『GT』は、スポーツカーを愛するカーガイのために、モータースポーツを心から愛する職人たちが創り上げたスポーツカーだ。通常、AMGモデルは各ラインナップをベース車両とした高性能バージョンとして位置づけられているが、『GT』だけはベース車両が存在しない。そこからも、この車の特別さが伝わるだろう。そんな特別な一台であるメルセデスAMG『GT』のオープンモデルが、ついに日本でも発売されることになった。

激戦区を制するための特別なオープンモデル、メルセデスAMG『GTロードスター』

プレミアムスポーツカー市場は、世界的な激戦区だ。熾烈な競争を勝ち抜くためには、ライバルに引けをとらないライナップの拡充が必要となる。そういった意味で、オープンモデルの投入は欠かすことができない。

欧州では、短い夏を満喫するためにオープンカーでのドライブが盛んだ。また、最近は北米でもオープンモデルの人気が高まっている。プレミアムブランドがそこに注力するのは当然のことである。そんななか、満を持して導入されたメルセデスAMG『GTロードスター』が耳目を集めないわけがない。

オープンカーとしての最大の特徴は、アコースティックソフトトップだ。古くからオープンモデルを数多くライナップしたメルセデス・ベンツだけに、その作りには安心感がある。

マグネシウム、スチール、アルミニウムの三層構造によって軽量化を図り、低重心化に大きく貢献した。開閉動作はすべて自動。オーバーヘッド コンソールにあるスイッチを押せば走行中も50km/hまでは開閉が可能で、所要時間はわずか11秒ほどだ。

開放時にはソフトトップがシートの後ろに折りたたまれる。スペースに限りがあるオープンモデルで、この省スペース化はうれしい配慮だ。

プレミアムスポーツらしく、シックでスパルタンな『GTロードスター』のインテリア

幌が開いたときに存在感を示すインテリアにも注目したい。プレミアムスポーツららしく、印象はシックかつスパルタン。黒を基調とするなかに、シルバーのセンターコンソールやフロアセレクターが栄える。ダッシュボードは水平基調とすることで幅を強調し、力強い翼を思わせる雰囲気を醸し出す。

室内のポイントは見た目だけではない。スポーツカーだけにドライバーファーストの作りも十分だ。高いベルトライン、ドアパネル、ダイナミックにせり上がるセンターコンソール、低いシートポジションは、ドライバーの身体をコックピットに一体化してくれる。また、AMGのシートとして初めて、温風で首元を暖めるエアスカーフを装備した。

エクステリアで目を引くのは、フロントグリルだ。クロームメッキを施した 15本の垂直フィンの基本デザインは、1952年にメキシコで開催された伝説の公道レース、カレラ・パナメリカーナ・メヒコで優勝したレーシングカー『300 SL』で初めて採用された由緒あるもの。低く構えたフロントセクションと前傾したフロントグリルは、「サメの鼻先」のような独特な形状を演出し、車体が路面に張り付くような印象を与えてくれる。

1人のマイスターが最初から最後まで手作業で組み上げる『GTロードスター』の心臓部

スーパースポーツとして気になるのは、その動力性能だろう。心臓部はひとりのマイスターが最初から最後まで責任を持って一基のエンジンを手作業で組み上げる“One man – one engine”だ。

搭載されている4.0L V8直噴ツインターボエンジンには、メルセデス・ベンツのF1チーム「メルセデスAMGペトロナス」の技術も使われた4.0L V8直噴ツインターボエンジンが搭載されている。上位モデルである『GT ロードスター』は最高出力476ps(350kW)、最大トルク630N・m、『GT C ロードスター』は最高出力557ps(410kW)、最大トルク680N・mを発揮。『GT Cロードスター』は、0-100km/h加速3.7秒を実現した。

このモンスター級のパワーは、デュアルクラッチ式トランスミッション「AMG スピードシフト DCT」、各種センサーからの情報によりドライビングの状況を検知して、マウントの硬さを自動で調整する「ダイナミックエンジントランスミッションマウント」(『GT C ロードスター』に搭載)、さまざまな運転状況から最適な後輪操舵量を計算してアシスとする後輪操舵システム「AMG リアアクスル ステアリング」(『GT C ロードスター』に搭載)などによって、路面へと伝えられる。
日本でオープンカーにぴったりの季節は、湿度が高く空気がベタつく夏よりも秋から初冬にかけてだ。個人的には、真冬でも厚着をしてグローブを装着し、乾いた冷たい空気のなか、帆を開けたオープンカーを操るのは、粋な大人のクルマの楽しみ方のひとつだと憧れてしまう。

『AMG GTロードスター』の価格は1834万円、『AMG GT C ロードスター』は2298万円となっている。少々お高いが、このスーパーオープンスポーツで晴天の冬の日に景色が良いワインディングを駆け抜けたら、さぞかし気持ちがいいことだろう。

Text by Tsukasa Sasabayashi