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第48回 | 恋に効く心理学テクニック

イケメンに見せる印象操作テク「アンカリング効果」とは

久々の合コン。パートナーを見つけようと、張り切ってメンバー集めに奔走するも、ふと頭をよぎることがある。あまりイケメンばかり集めると、自分にとってはおいしくないのではないか!? 心の狭い話でお恥ずかしいが、十人並みの顔ぶればかりで臨んだ方が、相手が自分になびいてくれる確率は上がる気がしてならないが…。

■今回の講師
内藤誼人

心理学者、立正大学特任講師。慶應義塾大学社会学研究科博士課程修了。アンギルド代表。近著に『なぜ、島田紳助は人の心をつかむのがうまいのか?』(廣済堂出版)、『手にとるように社会心理学がわかる本』(かんき出版)、『A or B?』(ダイヤモンド社)など。

アンカリング効果をうまく使うべし

「うん、それは戦略として正解ですね。人は何かを見る際、必ず比較対象をセットする生きもの。容姿でいえば、明らかに自分よりイケてる同性と並ぶことは、自身の評価を下げてしまうことになります」


と教えてくれたのは心理学者の内藤先生。


内藤先生「米インディアナ大学のドルフ・ジルマンという心理学者が、男子学生を2つのグループに分けて、こんな実験を行っているんです。一方のグループには事前にセクシー女優の写ったポルノを見せ、もう一方のグループには何も見せず、それぞれ『あなたの彼女は10点満点で何点?』と満足度を採点させたものです。その結果、ポルノを見たグループの平均値は3.88点、ポルノを見ていないグループは5.47点と、明確な差が表れたんですよ」


これは、先にポルノを見たことで、無意識のうちに評価の基準が上がったことを意味しているのだという。同様に、セックスに対する満足度を採点させたところ、ポルノを見たグループの平均点は、見ていないグループのそれより2割近くも下回ったとか。


内藤先生「人が何かを評価する際、心の中で無意識に設定する基準をアンカーと呼びます。たとえば、同じ人物でもキムタクのポスターの前に立つと冴えない男に見え、ルックス的にイマイチなお笑い芸人のポスターの前では普段より好印象に見られる。これがアンカリング効果です」


もちろん、そもそも相手に好意を持たれていないのであれば無意味だが、もしもあなたが当落線ギリギリの存在なら、アンカリング効果を駆使するのは有効かも!?

Text by Satoru Tomokiyo

取材協力
内藤誼人

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