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第40回 | 恋に効く心理学テクニック

愛されるペットの条件は「スピード」だった!?

初対面の相手と話の取っ掛かりを作るためには、当たり障りがなく、それでいて無難すぎない話題が必要だ。たとえば天気の話題を振ってもふくらませようがないし、そうかといって、政治やプロ野球の話はリスクが高い。

では、ペットの話題なんてどうだろう。ペットブームの昨今、動物には誰しも関心が高いもの。それに、世の中にはいろんな変わり種ペットが存在する。たとえば筆者のまわりには、ハリネズミやモモンガを飼っている人もいるし、何かユニークなペットを飼ってみれば、合コンなどで女性と話すネタになったり、あわよくば「遊びにおいでよ」と誘う口実になったりするかも…!?

■今回の講師
内藤誼人

心理学者、立正大学特任講師。慶應義塾大学社会学研究科博士課程修了。アンギルド代表。近著に『なぜ、島田紳助は人の心をつかむのがうまいのか?』(廣済堂出版)、『手にとるように社会心理学がわかる本』(かんき出版)、『A or B?』(ダイヤモンド社)など。

動物の種類によって、人の共感度は変わる

「たしかにペットの話題は無難ですし、初対面の相手に振るにはいいかもしれませんね。ただし、ユニークな動物であればいいというわけではありません。動物の種類によって、人の共感度は変わることが判明していますから、セレクトには注意したいところです」

そう語るのは、心理学者の内藤誼人先生だ。動物によって共感度が変わるとはどういうことなのか?

内藤先生「これについては、米プリンストン大学の心理学者キャリー・モレウェッジ氏が、ロボットを用いた興味深い実験を行っているんです。モレウェッジ氏は動くスピードを調整できるロボットを用い、見る者が“心がある”と感じる、つまり共感しやすい動作速度を調査しました。その結果、ハチドリのように小刻みでスピーディーであったり、亀のような極端にスローモーションであったりする動体に対して人は共感しにくく、人間の動きにより近いほど共感しやすい傾向があることが判明したのです」

内藤先生によれば、犬や猫が人に好かれるのは、そうした理由も大きいという。その意味からすると、変わったペットを選ぶなら爬虫類よりも、ミニブタやミニヤギといった哺乳類が無難とか。

もちろん、話題性優先で命を預かるのは禁物。自分が愛着を持って育てられることが大前提だが、ペット選びの参考にしてみてはいかがだろうか。

Text by Satoru Tomokiyo

取材協力
内藤誼人

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