pixta_31542478_S(2)
- 恋に効く心理学テクニック -

【心理学】サプライズプレゼントの成功率は4割以下

誕生日や結婚記念日など、パートナーにどんなプレゼントを贈るべきか、頭を悩ませる局面は多い。できることなら普段の会話からさり気なくニーズを拾い、相手が心から欲している物を用意して、スマートにポイントを稼ぎたいところだ。

しかし、プレゼントのセレクトというのは、案外センスを問われるので難しい。ポイント稼ぎどころか減点されるような事態は避けたいもの。心理学者の内藤誼人先生にアドバイスをお願いしよう。

■今回の講師
内藤誼人

心理学者、立正大学特任講師。慶應義塾大学社会学研究科博士課程修了。アンギルド代表。近著に『なぜ、島田紳助は人の心をつかむのがうまいのか?』(廣済堂出版)、『手にとるように社会心理学がわかる本』(かんき出版)、『A or B?』(ダイヤモンド社)など。

相手が喜ぶだろうと考えて選んだ商品の的中率は…

内藤先生「何らかの記念日となれば、張り切ってサプライズを演出したくなる気持ちもわかります。しかし、心理学的なデータからすると、プレゼントは相手に内緒で選ぶよりも、一緒に選んだ方が無難といわざるを得ないんですよ」

これはオランダの心理学者、デイビー・レリュージュ氏の調査によって実証されているのだという。

内藤先生「ティルヴュルフ大学のレリュージュ氏はまず、家具やインテリアの商品写真を30点用意しました。そして、集めた35組のカップルを、“プレゼントする側”と“プレゼントされる側”に分け、一方に30点の商品それぞれの魅力を採点させ、もう一方には相手に贈る商品をセレクトさせました。結果、パートナーが選んだ商品が、相手にとってどのくらい魅力的なプレゼントであったのか、得点の一致率を測定したのですが、本心から欲しいと思える商品と一致したケースは、20~40%にとどまったそうなのです」

つまり、相手が喜ぶだろうと考えて選んだ商品でも、その実、半数もヒットしていない現実が浮き彫りになったわけだ。

内藤先生「恋人という親しい関係にある相手でも、欲しい商品を見抜くのは思っている以上に難しいことなのです。いっそ『今度の誕生日、何がほしい?』と聞いてしまう方が、いい結果につながるといえます」

あるいは彼氏・彼女の誕生日には、プレゼントを一緒に選ぶショッピングデートが鉄板なのかも。

Text by Satoru Tomokiyo