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かつてのギター小僧たちへ──ロック・アンプの魅力をコンパクトに凝縮したBOSS「KATANA-MINI」

家庭用に本格的なギターアンプが欲しいけど、置き場所がない…かといって、ミニタイプのアンプは音が今ひとつで…。ローランドから発売されたBOSSの「KATANA-MINI」は、そんな悩みを解決する便利なアイテムだ。

専用設計で誕生したKATANAアンプ・シリーズ最小モデル

ミドルエイジのギター小僧たちにとってBOSSと言えば、数々のコンパクトエフェクターの名機を世に送り出してきたことで馴染み深いブランド。コンパクトエフェクターは2017年で記念すべき発売40周年を迎えたが、一方で、昨年1月には、理想のロック・サウンドを追究したブランド初のステージ用ギターアンプ「WAZA AMP」を発表したことでも話題をさらった。

さらに、昨秋にはこの「WAZA AMP」のノウハウを継承して設計した「KATANAアンプ・シリーズ」を発表。軽量かつ手頃な値段でありながら、迫力あふれる歪みや良好なレスポンスを得られる本格的なギターアンプとして好評を博している。
今回紹介する「KATANA-MINI」(写真右下)は、「KATANAアンプ・シリーズ」最小のギターアンプとして、この夏、ラインナップに仲間入りした。シリーズの上位アンプを単純に小型化するのではなく、クラスを超えた音作りを実現するために専用設計・開発されており、バッテリー駆動の小さなボディにシリーズの魅力がギュッと凝縮されている。
4インチのカスタム・スピーカーを採用し、アンプ全体のサイズは幅230mm、高さ181mm、奥行き116mm、重量はわずか1.2kg。キャビネット・デザインは箱鳴りを追求したものになっている。

アナログ・ゲイン回路を搭載し、表現力豊かなサウンドに

大きな特色のひとつが、大型アンプと同じく段階的にゲイン・アップして歪みを生み出すアナログ・ゲイン回路を搭載していること。ギターのボリュームやピッキングのニュアンスに反応して歪みやサウンドキャラクターが変化するため、表現力豊かなサウンドをものにしている。
アンプ・タイプは「BROWN」「CRUNCH」「CLEAN」の3種類。「BROWN」はフラッグシップモデルである「WAZA AMP」の流れを汲んだもので、洗練されたハイゲインサウンドを実現している。「CRUNCH」は、リズムフレーズやブルージーなソロ演奏にぴったりなドライブ・サウンド、「CLEAN」はダイナミックレンジが広く、鮮明で芯があるトーンのサウンドを楽しめる。

また、コンパクトサイズのギターアンプではイコライザーが単純になりがちだが、「KATANA-MINI」ではベース、ミドル、トレブルの3バンドのアナログ・トーン・スタック回路をしっかりと搭載しているのも特色だ。これにより、大型アンプと同様にサウンドの細やかな調整が可能に。テープ・エコー・タイプのディレイも搭載しているので、温かみある残響も好みに応じて加えられる。
また、オーディオプレイヤーやスマートフォンに接続すれば曲に合わせて演奏できるAUX IN端子や、ヘッドフォンを装着しての深夜練習やレコーディングに便利なPHONES/REC OUT端子も装備している。

電源は単3形電池6本で、別売りのACアダプターにも対応。長年にわたって開発してきたバッテリー駆動アンプの省電力技術を応用し、単3形6本だけとは思えないパワーあるサウンドを実現している。

「KATANA-MINI」の魅力は、公式ホームページやYouTubeのBOSS公式チャンネル上でのプロモーション動画でも確かめられる。セパルトゥラのギタリスト、アンドレアス・キッサーがご子息(トップ写真)とともに出演しているので、チェックしてみてはいかがだろうか。

専用設計によって、小型・軽量なボディとクラスを超えた本格的サウンドを両立させたこの「KATANA-MINI」。書斎のちょっとしたスペースやデスクの上に置いておけるだけでなく、気軽に持ち運べるので、屋外で演奏に興じる際にも活躍してくれる。コンパクトな一台が、ギタープレイの楽しさを大きく増幅してくれることだろう。

Text by Fumio Miyata