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- ワンランク上のオシャレな人気キッチンツール -

シンプルかつベーシック、そして端正なバルミューダのオーブンレンジ「BALMUDA The Range」

2015年、スチームで中はふっくら、外側はカリッとパンを焼き上げるトースター「BALMUDA The Toaster」でキッチン家電に新たな潮流を生み出したバルミューダ。その後電子ケトル、炊飯器とリリースされてきたキッチンシリーズの第4弾となるオーブンレンジ「BALMUDA The Range」が発売される。

必要な機能を直感的にコントロールできる使い勝手の良さが魅力

電子レンジが発明されたきっかけは、アメリカのレイセオン社でレーダー装置の実験をしていたスペンサー博士のポケットに入っていたお菓子(飴、チョコレートなど様々な説がある)が溶け、マイクロ波による加熱原理が発見されたことだった。その後レンジは製品化されるが、高価だったこともあり、日本ではレストランや新幹線のビュッフェなどもっぱら業務用として使われていた。1966年には家庭用ターンテーブル式国産1号機が誕生、その翌年の1967年には調理が終了すると「チン」と鳴る(自転車のベルを使ったという)機能が採用され、「電子レンジ=チン」という概念が誕生したそうだ。
昭和50年代頃から一般の家庭にも普及し、「食品を器に入れたまま温める」という調理法は日々の暮らしに欠かせないものとなった。その後も電子レンジは様々な機能や調理法が盛り込まれて進化を続けてきたが、「実は使ったことのない機能や触ったことのないボタンがある」という人も多いのではないだろうか。しかし優れた機能と無駄のないデザインで人気を集めるバルミューダのレンジなら、その性能をフルで使いこなせることだろう。食品や飲み物、冷凍ごはんなど、調理するものに必要な機能を直感的にコントロールできるからだ。

レンジは“チン”から“ポロロン”へ。ちょっとした遊び心も、BALMUDAならでは

「BALMUDA The Range」は左右にある2つのスイッチで操作する。まずは正面向かって左側にあるモードを選ぶつまみを回してセレクトする(昔のブラウン管テレビのチャンネルのようで、懐かしい)。
レンジのモードは5つあり、ご飯やおかず、弁当などを自動で温める「自動あたため」、ワット数と時間を選べる「手動あたため」、コーヒーや牛乳、日本酒などを燗にする「飲み物」、茶碗1杯と2杯からチョイスできる「冷凍ごはん」、50グラム単位で設定可能な「解凍」、そして10度刻みで100~250度、発酵や予熱もできる「オーブン」が選べるようになっている。ちなみにこのつまみを回すと、ギターのコード音がキーを変えて奏でられる。
続けて右側のダイヤルを回して選び(こちらはクラシカルな金庫のダイヤルのようだ)、中央のボタンを押せばスタートするというシンプルさだ。こちらは回すとクリック音が鳴り、スタートすると心地よいビートが刻まれる。また「チン」や電子音の「ピーピー」と鳴ってお知らせするのが当たり前だった電子レンジの出来上がりの音もギターの音色になっており、さらには前面にライトを設置するなど、男心も女心もくすぐる上品で心憎い演出もなされている。
大型レンジよりも一回り小さなサイズ感でありながら、内部の容量は18Lとたっぷり。庫内はフラットなので掃除も簡単だ。カラーはブラックとホワイト、そしてパウダーコートを施した美麗なステンレスの3種類。継ぎ目部分やつまみの塗装まで美しく仕上げられており、これまでのキッチンシリーズとの調和も考えられている。
正直「BALMUDA The Range」には、レンジとしての目新しい機能は搭載されていない。しかし「レンジで普段使うのって、こういう機能だよね」と改めて思い直すことだろう。端正なデザインと使い勝手の良さに惚れ惚れする、シンプルかつベーシックなレンジだ。

Text by Tamotsu Narita