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- 40代からの身近な病気 内容と対策を知っておこう -

頻尿の予防にも効果!?  進化する40男の“尿対策下着”事情

年齢を重ねるごとに増えてくるトイレ時の違和感。残尿感が強い、最近キレが悪くなってきた、遠出の際トイレが心配…。そんな人は尿対策下着の使用を検討してみてもいいかもしれない。最新の尿対策下着について五本木クリニックの桑満先生に聞いた。

■今回のアドバイザー
五本木クリニック
院長 桑満おさむさん

1988年 横浜市立大学医学部病院泌尿器科勤務。1997年2月五本木クリニック開院。目黒区医師会がん検診委員と目黒区医師会の地域医療公衆衛生委員を務める。

尿モレ、残尿モレに効く“尿対策下着”とは?

そもそも“尿対策下着”とは、どのようなものなのだろうか?

桑満さん「“尿対策下着”とは、尿モレや夜尿が気になる男性や女性のために作られた、下着のなかに吸水パッドがついた製品です。最近の製品は非常に性能がよく、一見すると普通の下着と変わりません。つけ心地もよく、なかにはパッドをつけていることを忘れてしまう方も多いといいます。また、抗菌・消臭作用がついているものがほとんどなので、尿モレ程度であれば、臭いも発生しにくくなっており、快適に着用することができます」

実際に “尿対策下着”を着用するメリットはどこにあるのだろう?

桑満さん「尿モレ下着や尿モレパッドは着用することで、“万が一”に備えられるという安心感を得られることが、最大のメリットでしょう。人間は心配になると、おしっこが近くなります。排尿の不安を抱えながら日々過ごすことで、更に緊張感が増してトイレが近くなってしまうのです。また、尿対策下着を着用して安心感を得ることで、結果的に尿モレや頻尿を防ぐ効果も期待できます」

正しい排尿の条件は“爽快感”があること。まずは原因を見つけることも大切!

尿モレ対策にも効果的という“尿対策下着”。着用すべきなのは、どのようなタイプの人なのか。

桑満さん「例えば長時間の外出やバス旅行の際、こまめにトイレに行くことは難しいですよね。おしっこが近く我慢できなくなってしまう『過活動膀胱タイプ』の人は、こういった下着を着用すれば、外出時の“もしも”に備えられます。

また、『神経因性膀胱』の人は、加齢によって膀胱の収縮力が弱くなり尿道におしっこが残ってしまい、立ったり動いたりすることで尿が溢れてしまいます。これはいわゆる『排尿後滴下』という状態。このタイプの人は、排尿後もふとした時に残った尿が染み出てしまうので、尿対策下着を着用することで尿の染み出しを防ぐことができます」

こういった“尿対策下着”を使用することに加え、まずは原因を探ることも大事だと桑満先生は話す。

桑満さん「こうした尿対策用下着や尿モレパッドの使用は手軽で、かつ効果的。しかし、尿問題の根本原因が、前立腺肥大症などの病気にある可能性も考えられます。正しい排尿の条件としてわかりやすいのは、排尿後に“爽快感”があるかどうか。違和感を覚えることが多ければ医療機関に相談して、根本的な原因を見つけることも重要でしょう」

尿もれ下着や尿漏れパッドは、締め付けとかぶれに注意!

桑満さん「尿対策下着はフィット感が重視されているため、場合によっては締め付けが強すぎることも。締め付けすぎると排尿の際に尿が出にくくなり、排尿後滴下に繋がってしまうこともあるので注意が必要です。またいくら着用感がよくても、長時間使い続けるのは不衛生。蒸れてかぶれてしまうこともあるので気をつけましょう」

最後にアドバイザーからひと言

「尿対策下着も併用しつつ、泌尿器科などに相談して根本原因の解決も考えてみてください」

Text by Akeno Kataoka(Seidansha)