貯金300万円をビットコインに変えるのはアリ?仮想通貨投資のリスク
- いまさら人には聞けない仮想通貨「ビットコイン」とは? -

貯金300万円をビットコインに変えるのはアリ?仮想通貨投資のリスク

急激な高騰によって、世界中で億万長者が続出しているといわれるビットコイン。株やFX同様に、投資のひとつとして購入している人も少なくないと思うが、これから始めるにあたって、注意すべきポイントはあるのだろうか? 貯金300万円を元手に運用するならどうすればいい?

■今回のアドバイザー

株式会社ビットポイントジャパン
代表取締役社長・小田玄紀さん

ビットコインをはじめ、イーサリアムなどの取引所であるビットポイントジャパンは、口座開設はもちろん、通常の現物取引に加え、レバレッジ取引やビットポイントFX取引が行えるのが特徴。

仮想通貨なら24時間365日投資できる

現在、仮想通貨を購入している人の大半は投資や投機目的だろう。しかし、そういった用途で購入する場合は、リスクを忘れてはいけないという。

「価格のボラタリティおよび流動性のリスクがあります。買いたいときに買うことはできても、売りたいときに売れるかが重要です。ただ、これは投資全般に共通するリスクで、仮想通貨特有のリスクではありません。投資をする際は自己責任です。自分で情報収集し、自分なりの投資ルールをもって臨むことが重要でしょう」(小田さん、以下同)

補足しておくと、ボラタリティとは価格変動率のこと。一般的に、ビットコインをはじめとした仮想通貨の価格は乱高下するといわれており、投資・投機目的として見た場合、リスクである半面、魅力とも捉えることができるだろう。株やFXと同じように、情報収集して、売り買いをすることになるのだが、いったいそれらの投資と仮想通貨にはどのような違いがあるのだろう?

「まずは取引時間です。仮想通貨投資は24時間365日可能です。また、レバレッジも25倍までかけられるため、株やFXよりも収益機会が多くなります。さらに、上がる局面だけでなく下がる局面でも投資ができます」

株やFXの取引時間は、平日の9時から15時までと、ビジネスパーソンにとっては手を出しづらい時間帯だが、仮想通貨なら、土日でも夜間でも売買が可能。

レバレッジの倍率については取引所によって異なり、ビットポイントジャパンなら最大で25倍、コインチェックなら最大で5倍といったようになる。例えば、手元に1万円があったなら、前者の場合、25万円分、後者なら5万円の取引が行えるわけだ。ただし、それだけ負担を負う可能性があるので注意が必要。

貯金300万円を全額投資するのはNG!割合は?

仮想通貨投資の基本がわかったら、実際にチャレンジしたくなるもの。もしも、貯金額が300万円あるとするならば、どのように運用すべき?

「投資において絶対はありません。貯金300万円の方は最大でも100万円程度にするべきかと思います。まずは100万円のなかで20万円程度を現物購入に活用し、50万円程度をレバレッジ取引として、上昇局面または下降局面で売買するのがいいと思います。残りの30万円は取引所口座に入れておき、万が一の価格上昇・下落の際に、ロスカットを防ぐための予備資金としておいておくと安心した取引ができると思います」

価格が上げトレンドの際に「買い」から入る現物取引と、下げトレンドの際に「売り」から入る先物取引があり、下降局面でも投資利益を期待することができるのが特徴のひとつ。

小田さんによると、仮想通貨の取引は、アメリカや中国などの海外がメインになっており、海外取引所の価格が上がれば国内取引所も上がり、海外が下がれば国内も下がる傾向にあるという。また、為替が円安(対USD、CNY)になると、ビットコイン価格は上がる傾向があるそうだ。

最近では、ネット上はもちろん、友人・知人から「ビットコインを買えば絶対に儲かる」と購入を促してくる人もいるが、“絶対”はないということを肝に銘じておこう。ビットコイン投資を始めるなら、前述のような最低限の知識を持ちつつ、万が一の大損にも耐えられる程度の予備資金を残しておくことをお忘れなく。

Text by Yoshiharu Nako (KOUMUTEN)