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- 話題のハリウッド女優をスクープ! -

ソフィア・ブテラ──マイケルとマドンナが認めた美女

その才能をめぐりマイケル・ジャクソンとマドンナが争奪戦を繰り広げたダンサー。そう聞くと、多くの人は日本人ダンサーのケント・モリを思い浮かべるかもしれない。しかし、マイケルとマドンナが取り合ったのは彼だけではない。じつは、まったく同じように、この2人の偉大なポップスターが同時に才能を認めた女性ダンサーがいる。それが今、エンターテインメント界で注目を集めるエキゾチックな美女、ソフィア・ブテラだ。現在公開中のトム・クルーズ主演『ザ・マミー/呪われた砂漠の王女』ではメインキャストに抜擢され、女優としてもブレイクスルーしている。

トム・クルーズ主演の大作に抜擢された期待のエキゾチック美女、ソフィア・ブテラ

トム・クルーズが主演する2017年のサマーシーズン超大作映画『ザ・マミー/呪われた砂漠の王女』。このサブタイトルにもなっている「呪われた砂漠の王女」のアマネット役に抜擢されたのが、ハリウッド期待の新進女優、ソフィア・ブテラだ。

エキゾチックな顔立ちに、野性味すら感じさせるしなやかな肢体が持ち味のソフィアには、攻撃的なキャラクターがよく似合う。『ザ・マミー』でトム・クルーズを追いつめる鬼気迫る演技を披露しているほか、これまでの出演作を見ても、スパイ・アクション『キングスマン』の義足の殺し屋“ガゼル”、伝説的タイトルのリブート版第3弾『スター・トレック BEYOND』の異星人“ジェイラ”と、いずれも強い個性の役柄を演じ、強烈な印象を残している。

ルックスだけでも十分に人の目を惹きつけるソフィアだが、彼女の魅力はアクションシーンなどの激しい動きをすることでより輝きを放つ。そこには、彼女のバックボーンであるダンサーとしてのキャリアが生かされている。
(C) Pacific Coast News/amanaimages

マドンナが才能を認め、マイケルの「This Is It」ツアーのオーディションにも合格

アルジェリアで生まれたソフィアは、父がジャズ・ミュージシャン、母は建築家というアーティスティックな家庭で育ち、5歳からクラシックバレエを習い始めた。10歳のときに家族でフランスに移住すると、ソフィアは新体操で才能を発揮し、18歳でフランスの代表チーム入りしたという。

その後、アメリカに渡ると、名門バークリー音楽大学に入学。その間にダンスグループ「ヴァガボンド・クルー」のメンバーとなり、数々の大会で入賞する活躍を見せる。クラシックバレエで磨かれたボディバランス、新体操で培った柔軟性や身体性、そして音楽的才能のすべてがダンスに結実し、ソフィアは気鋭のダンサーとして大きな注目を集めた。

たとえば、マドンナの『Hung Up』、リアーナの『SOS (Nike Version)』、クリス・ブラウン の『Wall to Wall』…。こうしたビッグアーティストのミュージックビデオに次々と起用され、2007年にはナイキのテレビCMに出演を果たすなど、一躍ブレイクスルーすることとなったのである。

そして、世界最高峰のライブパフォーマンスを披露するマドンナのツアーにダンサーとして参加。世界各国を回る一方、ソフィアはもうひとりの偉大なるパフォーマーであり、キング・オブ・ポップと称されたマイケル・ジャクソンの「This Is It」ツアーのオーディションを受け、見事に合格する。残念ながら、マドンナのツアー日程との兼ね合いで合宿に行けず、また、不幸にもマイケルが死去したことで「This Is It」ツアーへの参加は幻に終わったが、ケント・モリと同様に、ソフィアもまたマドンナとマイケルが取り合ったダンサーだったのだ。
(C) Everett Collection/amanaimages

ハリウッド大作に連続出演、「マネーメイキングスター」となったソフィア・ブテラ

マイケル・ジャクソンの没後に発掘され、2011年に発表された『Hollywood Tonight』のショートムービーは、ソフィアがメインキャラクターを演じ、その『Billie Jean』を想わせるダンスや衣装により、マイケルへ捧げられたオマージュとして大きな話題を呼んだ作品だ。

こうしてダンサーとして名声を獲得していくなかで、彼女は女優としても活動を開始する。ダンスの素養を生かした2012年の『ストリートダンス2』への出演以降は一気にスターダムを駆け上がり、大作に連続して出演。いまやマネーメイキングスターの仲間入りも果たしている。公開待ちの作品には、シャーリーズ・セロン主演のアクション映画『アトミック・ブロンド』などの話題作もあり、ソフィアがより多くのファンを獲得していくのは間違いないだろう。

ハリウッド女優としては、異色といっていい経歴を持つソフィア・ブテラ。世界中から注目を集めれば集めるほど、そのスタイルはますます研ぎ澄まされていき、新たな魅力を発揮していくはずだ。

Text by Kiyoshiro Somari

Photo by (C) UPI/amanaimages(main)