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- 40代のアク抜きダイエットテク -

健診で血糖値が正常値でも油断禁物! 食後高血糖とは?

空腹時には正常な血糖値が、食後には異常値に達してしまう「食後高血糖」。この状態を放置すると、さまざまな疾患を招く危険があるという。健康診断では発見が難しいという食後高血糖について渋谷DSクリニックの林院長に聞いた。

■今回のアドバイザー
渋谷DSクリニック渋谷院 院長
林博之さん

ダイエット専門院・渋谷DSクリニック渋谷院院長。効率的かつ健康的な「正しいダイエット」の方法を提唱し、科学的根拠にもとづいたオーダーメイドダイエット治療を行う。

食後に上がった血糖値がなかなか下がらない「食後高血糖」

そもそも「食後高血糖」とはどのような状態なのだろうか。

林さん「食後高血糖とは、空腹時の血糖値は基準値以内におさまっていても、食後に血糖が異常値まで上がり、基準値に戻るまでに時間がかかる状態を指します。健康診断のように、空腹時に測った血糖値では、食後高血糖の症状を見逃す可能性があるのです。この状態を放っておくと、空腹時も血糖値が上昇するようになり、糖尿病のリスクが高まります。そのほかにも、動脈硬化、心筋梗塞、脳梗塞のリスクなども上がってしまうのです」

発見が難しいとはいえ、食後高血糖になっている人には、食生活などに特徴があるという。

林さん「炭水化物過多、暴飲暴食や早食い、深夜の食事が多いなどの食生活を送っている人や、健康診断で糖尿病予備群、メタボリックシンドローム(生活習慣病)と診断された場合は、とくに注意が必要です。なかには、強い眠気、倦怠感、イライラ、集中力や判断力の低下といった症状が出ることもあります」

食べるスピードを見直し、まいたけを食事に取り入れると◎

乱れた食生活が引き金となる食後高血糖。その症状を改善に導くには、3つの方法があるという。

1.食べる順番・食事スピードを見直す

林さん「炭水化物を最初に食べると、血糖値が上がりやすくなります。まずは、スープやサラダなど、低カロリーかつ必要な栄養素が摂れるものから食べはじめ、ごはんを最後に食べましょう。また、早食いも食後血糖の急上昇を引き起こすので、1度の食事に15分以上かけることをおすすめします。

2.主食のGI値を低くする

林さん「GI値とは、食後血糖値の上昇度を示す指標を表した数値のこと。とくに食べる機会が多い主食については、GI値が低い食品を選んで食べましょう。白米であれば玄米に、パンはライ麦パンに、うどんをそばに変えることで、食後高血糖の予防効果が期待できます」

3.血糖値を抑えるおすすめ食材は「まいたけ」

林さん「まいたけには『マイタケβーグルカン』という、特有の栄養成分が含まれており、血糖値の急上昇を抑える効果があります。また、まいたけは噛みごたえがあり、早食い防止にもつながるので、積極的に食事に取り入れてください」

あくまで、バランスの取れた食事が必須

血糖の上昇を防ぐまいたけの効果を認めたうえで注意点がひとつあるとも。

林さん「効果が見込めるとはいえ、単品ダイエットは危険です。まいたけばかりをを食べるのではなく、1日3食バランスの取れた食事の中に、まいたけをプラスするようにしてください」

最後にアドバイザーからひと言

「食後高血糖の疑いがある人でも、食生活の見直しなど適切な対策を取れば、改善が見込めます。よく噛んで食べ、健康的な体を取り戻しましょう」

Text by Miki Ohnuki(Seidansha)