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- 初心者から大会まで!すべてわかるトライアスロン -

【トライアスロン】その魅力とそのトレーニング方法とは?

密かに流行の兆しを見せているトライアスロン。水泳・自転車・ランを連続で行うハードな内容だが、なぜこの過酷なスポーツが注目されているのか? トライアスロンのプロフェッショナル・コーチである青山剛さんに聞いた。

■今回のアドバイザー
トライアスロン
プロフェッショナル・コーチ
青山 剛(あおやま たけし)

トライアスロンのプロ選手から、長年の目標であったコーチへ転身し、オリンピック選手を輩出。現在は競技者だけはなく、子どもから初心者などへのトライアスロン、ランニング、また、他競技、分野へのクロストレーニング指導も行っている。パーソナルコーチングシステム「TeamAOYAMA」をはじめ、全国各地でセミナー、講演、教室を開催中。書籍、DVDのなど著作多数。

トライアスロンが「男の生涯スポーツ」として最適な理由

青山さん「トライアスロンとは、水泳、自転車、ランニングの3種目を連続して行うスポーツです。競技距離は様々で、1時間で終わるものから10数時間かかるものまで様々。『3大エアロビックスポーツ(有酸素運動)』である3種目から成り立っていることで、“キングオブスポーツ”と称されることもあります。

ハードな有酸素運動が3種目も盛り込まれているため、過酷で大変なイメージがあるかもしれませんが、実はその反対。3種目のスポーツを代わる代わる行うことで反対に体への負担はぐっと減り、同じ時間で1種目を行うよりも怪我のリスクは大幅に減ります。また、種目が変わるごとに気分転換にもなるため、飽きにくいだけでなく他のスポーツと比較にならないほどの達成感を得ることが出来ます。トライアスロンは、生涯を費やすスポーツとして最高のものなのです」

ストレッチ&ランの基本を抑えて、魅力的な体と達成感を手に入れる

青山さん「達成感を得る以外に、トレーニングやダイエット目的でもトライアスロンには魅力があります。水泳で上半身が逆三角形に、自転車で美脚に、ランニングで足首が引き締まりお尻がキュッと上がる。3種のスポーツの相乗効果で、現代男性の理想のスタイルとも言える『細マッチョ』になりやすいのです。

ただし、これらの効果を得るためには、正しくトレーニングをすることが大前提となります。これからトライアスロンを始めたいと考えている人は、まずはトライアスロンに限らず全てのスポーツの基本である『ストレッチ』をする習慣をつけましょう。また、3種目の中でまず初めにランニングのトレーニングからスタートすること。ランニングにしっかり取り組むことで、トータルの体力ベースをしっかりと築くことが必要です。普段運動不足の方は、ウォーキングから始めて『ランニングができる身体づくり』から目指して下さい」

上達に焦りは禁物。トライアスロンでは男としての器が試される

青山さん「多忙な40代男性がトライアスロンを始めるにあたって、気を付けておくべき点もいくつかあります。

まずは、仕事や家庭とのバランスを上手にとれるかどうか。トライアスロンは、トレーニングにおいても大会出場においても、時間とお金と立場に余裕がないと続きません。また、マラソンを始めるような気軽な気持ちでトライアスロンにチャレンジする人も増えていますが、トライアスロンは正しく取り組まないと怪我や事故のリスクも高くなります。

無謀な距離やレベルの大会出場などは決してせず、地に足のついたレベルアップを心がけて下さい。まずはランニングから地道にスタートして、ある程度体力ベースが出来てきたら水泳に…それに慣れたら自転車に…と、焦らずゆっくり種目を増やしていくことが、安全にトライアスロンを楽しむ秘訣です」

最後にアドバイザーからひと言

「時間・お金・立場に余裕が出てくる40代は、トライアスロンをスタートするには良いタイミングです」

text by Takumi Arisugawa