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- 恋に効く心理学テクニック -

【心理学】よく笑う人は恋愛でも得をする

なにかと世知辛い世の中だけど、こんな時代だからこそ明るく笑顔でいたいもの。暗い顔をしているよりも笑顔でいる方が、自分も周囲も気持ちがいいに決まっている。

■今回の講師
内藤誼人

心理学者、立正大学特任講師。慶應義塾大学社会学研究科博士課程修了。アンギルド代表。近著に『なぜ、島田紳助は人の心をつかむのがうまいのか?』(廣済堂出版)、『手にとるように社会心理学がわかる本』(かんき出版)、『A or B?』(ダイヤモンド社)など。

『魅力バイアス』に隠された秘密とは

内藤先生「そうですね。心理学の世界においても、いつも笑っている人ほど幸せな恋愛をしているケースが多い、というデータもあるほどですから」

そう教えてくれたのは、内藤先生だ。これは気になる!

内藤先生「米カリフォルニア大学の心理学者、リー・ハーカー氏が、こんな調査を行っているんです。ある私立女子大の卒業アルバムで、一人ひとり笑顔で写っているかどうかをチェックし、それぞれの卒業後30年間の人生を追跡調査したものです。その結果、卒業アルバムに笑顔で写っている人ほど、30年後の今日、幸せな結婚生活を送っている人が多いという結論が出たんです」

21歳の時、卒業アルバムに笑顔を残した人ほど、50代になっても結婚に対する満足度が高い。アルバムの写真は一瞬を切り取ったものに過ぎないが、それでも大量のサンプルからデータを採ることで垣間見えた、興味深いトピックといえる。

内藤先生「さらに通院歴をチェックしてみると、やはり笑顔で写っていた人ほど、心身ともに健康を維持している傾向が強いことが判明しています。これは顔の造作とは無関係で、笑顔という表情のみで抽出したデータなのがポイントでしょう。美男美女でなくても、笑顔を絶やさなければ人生で得をするという、励みにもなるのでは?」

また、内藤先生によれば、幼稚園児や小学生の場合、よく笑う子どもほど大人に「こいつは将来大物になるぞ」と思わせる傾向が強いという。

内藤先生「心理学ではこれを『魅力バイアス』と呼びますが、ニコニコしている子ほど先生も目をかけますから、結果として賢く育つ傾向があるとされています。見方を変えれば、恋人や結婚相手を選ぶ際、よく笑う人を選べばあなた自身も幸せになれる可能性がアップするかもしれませんね」

たとえ作り笑いでも、無表情よりはるかにマシ! さっそく今日からいつも笑顔でいることを心がけよう。
Text by Satoru Tomokiyo