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- 大人ライダー向けのバイク -

ドゥカティとディーゼルがコラボした666台限定バイク

オートバイとファッションという違いはあるものの、ともにイタリアを拠点とし、“メイド・イン・イタリー”を掲げるブランドである「Ducati(ドゥカティ)」と「Diesel(ディーゼル)」。2017年1月下旬に開催されたミラノメンズファッションウィークにて、この両者によるエクスクルーシブなコラボレーションモデル『Ducati Diavel Diesel(ドゥカティ・ディアベル・ディーゼル)』が発表された。ブラシ仕上げのステンレススチールが特徴で、溶接跡やリベットをあえて強調し、ドゥカティ『ディアベル』独特のルックスにディーゼルらしいロック的ニュアンスを注入。同コンセプトの限定ウェアも展開されるなど、クールかつ極めてデザイン性の高い1台となっている。

ベースモデルのフォルムをより引き立てる『ディアベル・ディーゼル』のディティール

2011年にドゥカティ初のクルーザーモデルとして登場した『ディアベル』には、ブラックベースのスタンダードモデルや、外装変更により軽量化したカーボンモデルなど、いくつか派生型が存在するが、『ドゥカティ・ディアベル・ディーゼル』はこれまでにないインパクトを放つモデルだ。

ドゥカティと同じくイタリアを拠点とするファッションブランド、ディーゼルとのコラボによって生まれた『ドゥカティ・ディアベル・ディーゼル』は、デザイン面を大幅にアップグレードし、随所にひと味違う意匠が施されている。

最大の特徴といえるのが、手作業によるブラシ仕上げのツヤ消し外装。リベットや溶接跡も取り入れ、鉄板打ちっ放しのような迫力ある仕上がりとなっている。加えて、各所にデコレートされた「Ducati」「Diavel」「Diesel」を意味する「3つのD」のピラミッド型シンボルも特徴的だ。

それぞれ6文字、666を構成する「Ducati」「Diavel」「Diesel」という3つの言葉

専用設計の本革シート、勇敢さを表現するディーゼルの赤いモヒカンロゴが描かれたメタクリレート樹脂のラテラルエアインテークカバーといった装備も、ドゥカティとディーゼルが持つイタリアの優れたクラフトマンシップを明確に表現したものだ。ちなみに、赤のカラーアクセントは、ブレンボ製フロントブレーキキャリパーと5つのチェーンリンクにも採用。今回のコラボモデルのファッショナブルなムードを盛り上げるのにひと役買っている。
ディーゼルらしいロックのニュアンスを加速させているのが、黒いジルコテック・セラミック・コーティングが施されたエグゾーストパイプや、削り出し加工によるエンドパーツ。ラギッドなエクステリアと相まって、男の色気をたっぷりと引き出してくれるだろう。

フレームに施されたプレートには、ダブルネームを証明する1対のロゴとメッセージ、それにシリアルナンバーが刻まれている。ディーゼルのライセンシング・クリエイティブ・ディレクターを務めるアンドレア・ロッソによると、「両者のロゴに挟まれた『Never look back(けっして振り返らない)』という言葉は、このコラボレーションの本質を捉えています」とのこと。

また、アンドレア・ロッソは、「Ducati、Diavel、Dieselという3つの言葉は、それぞれが6文字で、666を構成します。この数字は、ディアベル・ディーゼルの生産台数を表しています」とも語っている。偶然にも、『ドゥカティ・ディアベル・ディーゼル』のロットは限定666台と、キリスト教における悪魔の数字と一致。イタリア・ボローニャ地方の方言で悪魔を意味するディアベルとのシンクロが趣深い。

ドゥカティ、ディーゼルの両ブランドのルーツとDNAを共有したウェアも同時リリース

突き抜けて洗練された1台に相応しい、ドゥカティ専用のカプセルコレクションもディーゼルから登場する。各1型のレザージャケットとジョグジーンズ、Tシャツが2デザインの構成で、ドゥカティをライドする際はもちろん、デイリーにも合わせやすいこと請け合いだ(下の写真)。

イタリアを代表するファッションブランドのディーゼルとコラボしただけあり、『ドゥカティ・ディアベル・ディーゼル』のクールさはドゥカティのラインナップのなかでもトップクラス。しかも、最高出力150hpを発生するテスタストレッタ11°DS(デュアルスパーク)エンジン、優れたシャーシ・セットアップによる高精度なハンドリング、存在感のある太いリアタイヤなど、ベース本来の性能や魅力はそのままなのである。

『ドゥカティ・ディアベル・ディーゼル』の価格は284万9000円(税込み)と、ベースモデルよりもややハイプライスだが、頭ひとつ抜けたデザイン性を考慮すれば、むしろリーズナブルともいえる。2017年6月に始まる日本導入がいまから楽しみな1台だ。

Text by Sachio Kanai

Photo by (C) Ducati Japan