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自宅で生豆の焙煎が楽しめる、パナソニックの新サービス「The Roast」

コーヒーの生豆は本来、白~緑がかった色合いをしているのはご存知だろうか。その生豆を焙煎(ロースト)することで、あの芳しい独特の味と香りが生まれるのだ。この生豆と焙煎機をセットにしたサービスを、家電メーカーのパナソニックがスタートさせる。

コーヒーの味の決め手は「生豆7割・焙煎2割・抽出1割」

アフリカ原産といわれるアカネ科の植物「コーヒーノキ」。人類がコーヒーを発見したのは、ヤギがコーヒーの実を食べて興奮しているのを見つけたヤギ飼いが自分も食べてみたところ力が沸き、修道僧に伝えたという「ヤギ飼いカルディの伝説」と、王の娘に恋したことで追放された男が、小鳥が食べていた実を食したところ元気になり、その実を煮出した汁で病気の人々を救ったという「シーク・オマールの伝説」が二大伝説といわれている。

現代のような淹れ方になったのは1800年、フランスで考案されたコーヒーを抽出してカスを分離する「ドリップポット」からだ。その後「ネルドリップ」「エスプレッソ」「サイフォン式」など様々な方式が考案されたが、「どの淹れ方が一番美味いか」という論争はコーヒー好きの間で今もなお続いている。

しかしコーヒーの味の決め手は「生豆7割・焙煎2割・抽出1割」なのだそうだ。とはいうものの、品質の良い生豆を手に入れ、自宅で焙煎をしているという人はまだまだ少数だろう。この普通は難しい、美味しさの「9割」を自らの手で簡単に実現できるのが、パナソニックの新しいコーヒーサービス事業「The Roast」だ。

世界中から厳選された生豆を、焙煎のプロが指南

パナソニックがコーヒー輸入商社の石光商事と、2013年焙煎世界大会のチャンピオンである後藤直紀氏が営む「豆香洞(とうかどう)コーヒー」と提携し、2017年6月上旬から開始する新サービス「The Roast」。家庭用の「スマートコーヒー 焙煎機」の販売と、コーヒーの「生豆パック」の定期頒布、そして焙煎プロファイルまでをセットして提供する。
生豆の選定、そして焙煎には知識と経験が必要だが、その心配は無用だ。石光商事が世界中の産地から厳選した、味わい、鮮度などを吟味した生豆が毎月届き、後藤氏がその豆に最適な焙煎方法を設計したデータをスマートフォンのアプリにダウンロードする。このプロファイルをBluetooth経由でスマートコーヒー焙煎機へ送信すると、きめ細やかな温度設定や風量制御、雑味となるチャフ(生豆表面の皮)を取り除いて、なんとも芳しい状態まで焙煎を自動で行ってくれるというわけだ。焙煎機はシンプルでスマートなデザインに仕上げられ、手入れがしやすい構造になっている。
毎月届く生豆は季節によって「香り」「味わい」「マッチング」「アレンジ」という4つのテーマから厳選された2種セット(年24種)、または3種セット(年36種)のどちらかが選べる(追加購入できる定番の生豆6種も用意)。さらに焙煎も浅煎りから深煎りまで2、3パターンのプロファイルが作成されるので、好みの味わいまでローストすることができる。また焙煎直後から時間が経つごとに変化する味や香りを楽しめるのも、自分で焙煎できる「The Roast」ならではの醍醐味だ。

後は自分で豆を挽き、好みの抽出方法でコーヒーを淹れる。味の決め手の「10割」を自らの手で行うことでもたらされる一杯の旨さは、コーヒーの新たな楽しみを広げてくれるに違いない。
Text/Tamotsu Narita