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- スーパーカーブランド【シトロエン】 -

『DS 3』にスポーティな装いの60台限定モデルが登場

「パフォーマンス」とは本来、性能、能力、演技、演奏などを意味する言葉だが、自動車業界では、あり余るハイパワーやスポーツ走行のために引き締められた足回りを表す場合が多い。しかし、シトロエンのラグジュアリーブランド、DSが発表した新シリーズ「PERFORMANCE Line(パフォーマンスライン)」におけるパフォーマンスとは、そうした従来の走りにストイックなイメージとはひと味異なる。専用デザインが与えられた『DS 3』の高性能モデル、『DS 3パフォーマンス』を彷彿とさせるルックスを持ちながら、パワートレインに手を加えず、日常での使い勝手をそのままにしたユニークなモデルとなっている。

高性能モデル『DS 3パフォーマンス』のスポーティな内外装を与えたDSの新シリーズ

エレガントかつアヴァンギャルドなモデルをラインナップするDSオートモビルは近年、「DSヴァージンレーシング」を設立してフォーミュラEに参戦するなど、“走り”にも力を注いでいる。208psまで出力を高め、2016年10月に限定発売されたホットハッチ『DS 3パフォーマンス』も、こうしたブランド戦略に連なるモデルだ。

今回の「パフォーマンスライン」は、いわば『DS 3パフォーマンス』に与えられたスポーティな内外装を通常モデルに適用した新たなシリーズである。

第一弾として発表されたのは、コンパクトハッチバックの『DS 3 パフォーマンスライン』。「グリシャーク」と呼ばれるダークグレー系の印象的なボディカラーにブラックバイトーンルーフとブラックドアミラーを組み合わせ、フランス車らしいスポーティさを表現している。

まず特別なムードを演出するのが、ルーフやドアミラーに施されたステッカーだ。アクセントとなっている3色のカラーは、カーミン(紅色)がグランツーリスモとしての「情熱」、ゴールドは「勝利」、白は「純粋」を表している。両サイドドアなどにも同色の専用バッジがあしらわれ、フロントマスクにはLEDとキセノンによりダイヤモンドのような光を放つ「DS LED VISION」ヘッドライトが組み込まれた。

スポーティかつDSらしいエレガントな装いの『パフォーマンスライン』のインテリア

インテリアもエクステリアと同様にスポーティだが、こちらはどちらかといえばDSらしいエレガントな装いとなっている。「PERFORMANCE Line」の刺繍をあしらった専用レッドステッチ入りのスポーツシートは、ダイナミカ(スエード調)、ファブリック、テップレザー(人工皮革)のコンビネーション。また、ステアリング、インストルメントパネルバイザー、 シフトレバーブーツ、サイドブレーキレバー、ドアアームレスト、フロアマットにも赤とゴールドの専用ステッチが施された。ペダルはスポーティなアルミ製だ。
パワートレインには、通常モデルの『DS 3』と同様の1.2Lガソリンターボに6速ATを組み合わせた。内外装にスポーティな専用デザインを施す一方、パワートレインはノーマルのままという点が『DS 3パフォーマンスライン』のユニークなところだ。

『DS 3パフォーマンスライン』は60台限定で、価格は286万円(税込み)。実用性や快適性、DSらしいエレガントを維持しつつ、スポーティなスタイリングのコンパクトハッチバックがほしいなら、ひと味違うこの新シリーズはいい選択になるはずである。なお、クーペスタイルのSUV『DS 4』にも「パフォーマンスライン」が設定されるが、こちらはまだ台数、価格ともに未定。気になる人は今からチェックしておくといいだろう。
Text by Muneyoshi Kitani