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難病“SLE”と闘う若きディーバ、セレーナ・ゴメス

全米から愛されるティーンアイドルとして活躍し、さらに本格的な女優、アーティストへと変貌を遂げつつあるセレーナ・ゴメス。しかし、私生活ではジャスティン・ビーバーとの恋愛沙汰がメディアを騒がせ続け、その言動はゴシップ誌などで常にスキャンダラスに報じられてきた。そんななか、セレーナは2016年8月、「全身性エリテマトーデス(SLE)」という難病の治療のために活動休止することを発表。ショービジネス界における天国と地獄を味わい、人々の羨望と嫉妬を一身に浴びてきたセレーナは、またひとつ大きな運命に直面している。

セレーナとジャスティン・ビーバーの関係は“ビジネス”から始まったものだった!?

1992年生まれのセレーナ・ゴメスは7歳から子役として活動し、アメリカのキッズ層から絶大な人気を誇る「ディズニーチャンネル」にも起用されるなど、さまざまな番組に出演していた。12歳の誕生日を迎えたとき、プロデューサーが主催したバースデーパーティに呼び出されたセレーナは、そこで「誕生日おめでとう」の言葉とともに「君はクビだ」と告げられる。子役である以上、それは期間限定の職業であり、セレーナは卒業しなくてはならない年齢になっていたのだ。

しかし、セレーナはあきらめずに「ディズニーチャンネル」のオーディションを受け続け、2年後の14歳のとき、ドラマ『ウェイバリー通りのウィザードたち』の主役に抜擢される。この番組が大ヒットとなり、セレーナは一躍ティーンアイドルとして大ブレイクを果たすのである。『ウェイバリー通りのウィザードたち』は、足かけ5年、4シーズンを重ね、映画版も製作された。

その間、セレーナは多数の映画やドラマに出演するだけでなく、2009年には自らの名を冠したバンド「セレーナ・ゴメス&ザ・シーン」としてアーティストデビュー。このバンドは2011年に来日しており、パフォーマンスも行っている。

2009年からはユニセフ親善大使に就任し、開発途上国の子供たちへの支援活動を行うなど、社会的にも影響力のある存在になっていくが、同時に彼女のプライベートも注目を集めることとなる。

セレーナは18歳のとき、当時16歳だった2歳下のジャスティン・ビーバーと出会う。当初は「弟のような存在」と公言していたが、やがて真剣交際に発展。ビッグカップルの誕生に全米が沸き、その報道が加熱していった。

ジャスティン・ビーバーはさまざまな問題を起こし続ける稀代のバッドボーイだ。彼がほかの女性とデートをすれば、すぐにニュースとなり、その言動がスキャンダラスに報じられる。まるでドラマのように、次々と局面が変わっていくふたりの恋愛模様は、セレーナの友人であるテイラー・スウィフトなど同世代のアーティストたちを巻き込んでさらに暴走。ツイッターでつぶやいた何気ないひとことが問題となったり、インスラグラムのフォローを外しただけで大事件になったりするなど、SNS時代ならではのゴシップとなってファンやメディアに話題を提供し続けた。

のちに明かされたことだが、そもそもセレーナとジャスティンの出会い自体、ジャスティンのマネージャーがセレーナの母に頼んでセッティングしたものだったといわれている。ふたりの愛憎劇が、最初から大人たちのショービジネスに利用されていた可能性もゼロではないのだ。

下の写真は、2016年2月に米ロサンゼルスで行われた第58回グラミー賞の授賞式で披露した“親友”テイラー・スウィフト(右)とのツーショットである。

(C)Sipa USA/amanaimages

超人気ティーンアイドルが陥りがちな“落とし穴”にはまってしまったセレーナ・ゴメス

ジャスティン・ビーバーとは2012年に破局を迎えたが、そのなかで見え隠れしてきたのがセレーナの危うい精神状態だ。子役からアイドル、そしてアーティストへステップアップしていくのは、典型的なスター街道でもあるのだが、その過程で精神的に壊れてしまい、アルコールや薬物に溺れてドロップアウトしていくというのも、またよくあるパターンなのだ。

そして、セレーナの目の前にも、この落とし穴がぽっかりと口を開けていた。ディズニーアイドルには品行方正であることが求められる。本当の自分と違う「いい子」を演じ続けることが、過大なストレスとなり、彼女に襲いかかる。セレーナはこう告白している。「実際に何が起きているのか知らないのに、いろいろな噂があらゆるところで飛び交っていた。私はまるで部屋の隅で壁に頭を打ちつけているみたいだった。どこへ行けばいいのかわからなかった」

(C)Sipa USA/amanaimages
2016年8月、セレーナはついに活動休止を発表する。しかし、その原因は単なるストレスではなかった。セレーナは、うつや不安症、パニック発作を伴う自己免疫疾患の一種、難病である「全身性エリテマトーデス(SLE)」を発症しており、その治療のために芸能活動ができなくなってしまったのだ。

2016年11月、「アメリカンミュージックアワード」の授賞式で久しぶりに公の場に登場したセレーナは、「私は立ち止まらなくてはなりませんでした。すべてを手に入れていたのに、内側は壊れきっていたのです」と休養前の心情を告白。そして、現在も応援してくれているファンへの感謝を涙ながらに訴えるという感動的なスピーチを行った(上の写真)。

セレーナの体調は回復してきているようで、最近はヒップホップアーティストのウィークエンドとの交際も噂されている。彼女が今後もショービジネス界で輝き続けるかぎり、ゴシップやスキャンダルはついて回る。それを乗り越えたときこそ、セレーナ・ゴメスは真のアーティストとして覚醒することだろう。

Text by Kiyoshiro Somari

Photo by (C)Capital Pictures/amanaimages(main)