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第10回 | 恋に効く心理学テクニック

ハイスペックすぎる男は敬遠される?

恋愛とは競争だ。合コンや飲み会などで気になる女性を見つけたら、なんとか自分の“ウリ”をアピールして、他の男性より得点を稼ぐ努力をしなければならない。しかしその一方で、酔っ払って自慢話ばかりしてしまう男性は、女性からひんしゅくを買いがち。自分の魅力を相手に伝えるのは、なかなか難しい作業だ。

■今回の講師
内藤誼人

心理学者、立正大学特任講師。慶應義塾大学社会学研究科博士課程修了。アンギルド代表。近著に『なぜ、島田紳助は人の心をつかむのがうまいのか?』(廣済堂出版)、『手にとるように社会心理学がわかる本』(かんき出版)、『A or B?』(ダイヤモンド社)など。

地位が高い人の場合は、外見的な魅力が低い人に人気が集まる?

内藤先生「魅力というのは、自ら積極的に伝えることが必ずしもベストとはかぎりません。いかにもモテそうな、出来すぎた条件を備えた男性が人気を集めるとはかぎりませんから。むしろ、ハイスペックな男性ほどアピールは控えめにした方が得策なんです」

そう語るのは、内藤先生。これはいったいどういうことか?

内藤先生「イギリスのセントラル・ランカシャー大学で、心理学者のサイモン・シュー氏が次のような実験を行っているんです。145人の女性に、60人分の男性のプロフィールを配布し、“恋人にしたいのは誰?”と尋ねました。プロフィールは大まかに、男性それぞれの外見的な魅力と社会的な地位について、高・中・低の 3段階で評価したものです。その結果、地位が低い、もしくは中くらいの場合は、外見の魅力が高い人の人気が高く、逆に地位が高い人の場合は、外見的な魅力が低い人に人気が集まる傾向が確認されたのです」

これは不思議! 地位とルックス、どちらも良いに越したことはないと思うのだが…。

内藤先生「これはつまり、“他の女性に彼を取られたくない”心理の表れでしょう。女性というのは競争を避けるために、いかにも万人受けしそうな、出来すぎた男性を敬遠する性質があるということですね」

つまり、せっかく良いキャリアを持っているのに、「自分は顔がイケてないから…」などと卑屈になる必要はないのだ。逆に、イケメンで通る人なら、あまり気取らず、少々ドジな一面を見せてやることで、一気にハードルが下がってモテ度は上がるのだと内藤先生は語る。これは世の中の男子諸君に勇気を与えてくれる情報では!?

Text by Satoru Tomokiyo
監修協力
内藤誼人

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