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- スーパーカーブランド【アウディ】 -

7年半ぶりに一新されたアウディA5/S5カブリオレ

新型アウディ『A5』とそのスポーツモデルである『S5』が2016年6月に本国ドイツでデビューしたのに続き、今度はA5とS5のカブリオレモデル、『A5カブリオレ』『S5カブリオレ』が発表された。A5/S5カブリオレとしては7年半ぶりのフルモデルチェンジとなったが、見た目の印象は大きく変えずに、メカニズムやインフォテイメントを最新版にするという、近年のアウディがよく行う手法でアップデートが施されている。

欧州でアッパーミドル以上の層に愛されてきた高級車ブランドの4シーターカブリオレ

BMWやメルセデス・ベンツが長年、そのラインナップにカブリオレをラインナップしていることでもわかるように、ドイツではオープンモデルのニーズが高い。特に、BMW『4シリーズ』やメルセデス・ベンツ『Cクラス』といった中核モデルのカブリオレは、実用性と趣味性、ファッション性を高い次元で満たすクルマとして、アッパーミドル以上のオーナーに愛されている人気のカテゴリーだ。

アウディも、1991年にアウディ『80』をベースとした『アウディ カブリオレ』、2002年には『A4カブリオレ』をラインナップ。2008年には、クーペ専用ボディを持つ『A5』がベースの『A5カブリオレ』を登場させた。今回発表された新型『A5カブリオレ』は2世代目にあたるモデル。もちろん、そのスポーツモデルとなる『S5カブリオレ』もラインナップされる。

よりシャープでワイドになったA5/S5カブリオレの外観、トップには伝統的な幌を採用

セダンの『A4』が2015年にフルモデルチェンジを受けたときと同様に、新型A5/S5カブリオレも見た目の印象は先代モデルと大きく変わらない。これは、先代が持つ伸びやかでスタイリッシュなデザインが好評だったためだろう。

しかし、よく見れば、新型A5/S5カブリオレのエクステリアがすべて刷新されているのがわかるはずだ。ヘッドライトやフロントグリルはよりシャープかつワイドになり、ボンネットやサイドのラインは彫刻的で立体感のあるものとなっている。

トップはリトラクタブルハードトップではなく、“伝統的な幌”であるソフトトップを採用。これは欧州の「オープンカー文化」を感じることのできる部分だ。ソフトトップのカラーは、本国のラインナップではブラック、グレー、レッド、ブラウンと4色が設定され、ボディカラーとのコントラストを愉しむことができる。

もちろん、このソフトトップはワンタッチで開閉できる電動式で、オープン・クローズにかかる時間はそれぞれ15秒と18秒。走行中でも50km/h以下なら開閉操作が可能なので、天候を気にせずにいつでも快適なオープンエアを堪能できるだろう。

A5カブリオレは複数のエンジンを設定、S5カブリオレは354馬力のエンジンを搭載

欧州仕様のA5カブリオレには、複数のパワートレインが設定された。ガソリンモデルは、190ps(140kW)の2.0L 直列4気筒「TFSI」エンジン、 252ps(185kW)を発生する2.0L 直列4気筒「TFSI」エンジンの2種類。ディーゼルモデルは、190ps(140kW)の2.0L 直列4気筒「TDI」ディーゼルエンジン、218ps(160kW)の3.0L V6「TDI」ディーゼルエンジン、そして286ps(210kW)を発生する3.0L V6「TDI」ディーゼルエンジンの3種類となっている。

よりハイパフォーマンスなS5カブリオレ(下の写真)が搭載するのは、最高出力354ps(260 kW)、最大トルク500Nm のV6 3.0L「TFSI」ターボエンジン。8速ATと「クワトロ」四輪駆動システムが組み合わされ、S5クーペと変わらぬパフォーマンスを発揮する。250km/hと発表されている最高速度は、もちろんリミッターが作動したときの数値だ。

A5カブリオレ、S5カブリオレの欧州での発売は、ともに3月を予定している。そこから考えると、日本に上陸するのは夏ごろだろうか。もしも、オープンカーの購入を検討していて、それが急ぎでないのなら、一新されたA5/S5カブリオレを待つ価値は十分にある。クーペモデルとともに日本導入が待たれる1台だ。
Text by Muneyoshi Kitani