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VW『パサート』に装備充実のエレガンスライン登場

フォルクスワーゲンの旗艦モデル『パサート』に設定されていた「コンフォートライン」が、モデル名を「エレガンスライン」へと変えて、2016年11月に日本国内で販売を開始した。もともと価格と装備のバランスが取れたグレードだったが、エレガンスラインはLEDヘッドライトやアルカンターラ&レザーシートを追加するなど、さらに装備が充実。それでいて価格はわずか21万円アップにとどまっており、極めてコストパフォーマンスの高いモデルとなっている。

『パサート』の中核モデルが装備を充実させて「エレガンスライン」に車種名を変更

2015年に国内デビューを果たした8代目に当たる現行パサートは、『ゴルフ7』から用いられた次世代プラットフォーム「MQB」を採用し、“トップ・オブ・フォルクスワーゲン”に相応しい高い質感と走りを持つモデルだ。

全長4775mm×全幅1830×全高1485mmの堂々たるサイズと、シャープで高級感のあるスタイリングを持ちながら、300万円台前半から買えるコストパフォーマンスの高さは、パサートの大きな魅力のひとつである。先代モデル同様、セダンとワゴンの「ヴァリアント」がラインナップされる。

これまでは装備の違いにより、ベーシックな「トレンドライン」、上級グレードの「ハイライン」、その中間にあたる「コンフォートライン」、そしてスポーティな「Rライン」の4つのグレードで展開されてきた。このうち、装備と価格のバランスが程よくまとまっていたのが「コンフォートライン」だった。

しかし、コンフォートラインに装備の面で「もうひと息」と思える部分があったのも事実。そこで、コンフォートラインに代わって新たに登場したのが「エレガンスライン」である(メイン写真と下の写真は欧州仕様)。

LEDヘッドライト、アルカンターラ&レザーシート等を追加装備したエレガンスライン

エレガンスラインは、17インチアルミホイールや3ゾーンフルオートエアコンディショナー、運転席パワーシートなど、それまでコンフォートラインに装備されていたアイテムをすべて引き継いだうえで、新たに装備を拡充させた。

エクステリアには、LEDヘッドライトとダークティンテッドガラス、そして、フロントグリルルーバー、エアインテークフレーム&ルーバー、サイド&リヤモールディング、サイドウインドーを彩る「クロームパッケージ」を追加。ハイラインと同様の華やかなスタイリングを実現した。

また、バンパーの下で足を動かすとテールゲートがオープンする「Easy Open(イージーオープン)機能」も新たに装備する。

インテリアでは、シートヒーター付のアルカンターラ&レザーシートが採用されたことがトピックだ。インテリアパネルにはアルミニウムデコラティブパネルが採用され、メーター内のマルチファンクションインジケーターはフルカラーとなった。インテリアカラーが「チタンブラック」のみとなり、「サントロペ」と呼ばれる明るいベージュが選べなくなったことは残念だが、質感は大きく向上している(内装写真は日本仕様)。
ボディカラーは、「タングステンシルバー」「クリムゾンメタリック」「ブラックオークブラウンメタリック」など全9色。どれもクロームパーツの輝きと相性がよく、パサートにマッチする色ばかりだ。

上位グレードに近づきながら価格は従来比プラス約21万円、お得なエレガンスライン

パワートレインは、2.0Lターボを搭載するスポーティなRラインを除く3グレード共通の1.4Lターボ+7速DSG。渋滞時追従支援システム「Traffic Assist(トラフィック アシスト)」などの運転支援システムや安全装備は、全グレードに標準装備される。

これだけ装備を拡充し、上位グレードのハイラインに近づきながら、エレガンスラインの価格はセダンが379.9万円、ヴァリアントが399.9万円。従来のコンフォートラインから21万円ほどアップしただけとなっている。約26万円のオプションとなる純正ナビゲーションシステム「Discover Pro(ディスカバー プロ)」を追加しても、まだエレガンスラインはハイラインより40万円近くも安いのだ。

もちろん、ナッパーレザーシートやウッドパネルが華やかなハイラインも魅力的だが、コストパフォーマンスの部分ではエレガンスラインが上回る。コンフォートラインからエレガンスラインへと生まれ変わったフォルクスワーゲンのフラグシップモデル『パサート』の中核グレード。まさにお買い得な1台といえるだろう。

Text by Muneyoshi Kitani