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DTM王者獲得を記念したBMW『M4クーペ』特別仕様車

BMWのなかでも、ひと際レーシーなムードと走りを持つ『M4クーペ』に、25台限定のモデルが登場した。「M4 DTM Champion Edition(ディーティーエム チャンピオン エディション)」は、DTM(ドイツツーリングカー選手権)でM4クーペに乗るマルコ・ヴィットマン選手が、2014年シーズンに続き2016年シーズンの年間ドライバー・チャンピオンに輝いたことを記念する特別仕様車。DTM参戦車両を思わせるエクステリアに、やはり30台限定で日本導入された『M4 GTS』と同様のハイパワーエンジンを搭載する。

ドイツツーリングカー選手権で2度のチャンピオンに輝いた『M4クーペ』限定モデル

317kW(431ps)を発生する3.0L直列6気筒「Mツインパワー」ターボを搭載するM4クーペは、1985年に登場した『M3』を祖とするBMWきってのハイパフォーマンスモデル。2014年に日本デビューを果たし、サーキット走行などのスポーツドライビングを好むユーザーから愛されてきたクルマだ。

また、M4クーペは、歴代のM3がそうであったように、レースシーンでも輝かしい戦績を残している。ドイツツーリングカー選手権、通称「DTM」では、マルコ・ヴィットマン選手(メイン写真)が駆るM4クーペが2014年シーズンに続き、2016年シーズンも年間ドライバーズチャンピオンに輝いた。

「M4 DTMチャンピオン エディション」は、そのDTMにおける功績を記念して作られたM4クーペの特別仕様車である。生産台数は全世界限定200台。このうち25台が日本にやってくる。

内外装、装備…まるでレーシングカーのような「M4 DTMチャンピオン エディション」

ボディカラーは、DTM参戦車両をモチーフに、BMWモータースポーツのテーマカラーである純白の「アルピンホワイト」、そしてやはりBMW伝統のモータースポーツストライプを組み合わせて採用。大型の専用CFRP(炭素繊維強化樹脂)製リヤ・ウィングや、「BMW Mパフォーマンス」のカーボンパーツもレーシーな雰囲気を惹き立てる。

チタン製のマフラーとテール・パイプ、オーガニック LED(OLED)テール・ランプも専用装備だ。フロント19インチ、リヤ20インチのホイールは、マットグレー仕上げとなる。

インテリアでは、専用ロールバーと6点式シートベルト(公道使用不可)からなる「クラブスポーツ・パッケージ」と、サーキットユースを考えた軽量な専用CFRP製Mバケットシートを装備。公道で使用する通常の3点式シートベルトは、Mストライプ付デザインだ。さらに、アルカンターラ製のMスポーツステアリングには12時の位置にグレーのマーキングが入る。その装備やムードは「レーシー」というより、ほとんどレーシングカーそのものといっていい。

最高時速305km、価格2051万円、限定25台、すべてが特別な『M4クーペ』限定モデル

外観だけではなく、心臓部もレーシングカーに近い。エンジンは、世界限定700台のみが生産され、日本にも30台が導入された『M4 GTS』と同様のもの。M4クーペの3.0L 6気筒ターボをベースに、出力とトルクが高められ、最高出力368kW(500ps)/6250rpm、最大トルク600Nm(61.2kgm)/4000-5500rpmにチューンナップされている。公表されている0-100km/h加速は、わずか3.8秒(ヨーロッパ仕様車値)だ。

より強力になったエンジンに合わせ、ドライビング・ダイナミクスも強化された。ブレーキとサスペンションは、「Mカーボン・セラミック・ブレーキシステム」と、車高と減衰速度が調整できる「専用Mコイルオーバー・サスペンション」をそれぞれ採用。タイヤも専用の「ミシュラン・パイロット・スポーツ・カップ 2 」が装着される。スピードリミッターの上限が250km/hから305km/hに引き上げられる、「Mドライバーズ・パッケージ」が装備されるのも見逃せないポイントだ。

マットグレーのボディにゴールドのアクセントが散りばめられたM4 GTSとは対照的に、レース仕様モデルの雰囲気を色濃く纏ったM4 DTMチャンピオン エディション。BMW Mモデルのファンはもちろん、モータースポーツファンにとっても垂涎の1台となるのは間違いないだろう。

価格はM4 GTSより101万円ほど高い2051万円。わずか25台だけの特別なM4クーペは、すでに2016年11月14日から注文受け付けが開始されている。興味がある人は、急いだほうがよさそうだ。

Text by Muneyoshi Kitani