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第1回 | 【Money】不動産投資で収入を増やそう

物件購入の判断スピードを上げる方法

不動産を買うときの成功の条件として、すでにご紹介した「よい物件を見極めること」のほかにもう一つ欠かせないものがある。それはズバリ、高い競争率を勝ち抜く「即決力」だ。よい物件ほど、モタモタしていたら他の人に取られてしまう。多くの不動産を購入してきた「お金の学校」学長・泉正人先生に、即決力の高め方を聞いた。

■今回のアドバイザー
 ファイナンシャルアカデミー代表
 泉正人さん

ファイナンシャルアカデミー代表、金融学習協会理事長。受講生30万人を超える独立系ファイナンシャル教育機関として、経済、会計、財務、経済新聞の読み方、マネープランなどから、株式投資、不動産投資などまで、幅広い「経済とお金の教養が身につくマネースクール」を運営する。主な著書に『お金の大事な話』(WAVE出版)、『お金の教養』(大和書房)などがある。

公式サイト:ファイナンシャルアカデミー
http://www.f-academy.jp/

不動産投資はスピードが命!

不動産は非常に高価な買い物だ。いい物件に出会ったと思ったら、じっくりと検討を重ねたいところだが、「残念ながら、お買い得な物件は足が速い」と泉さん。

泉さん「例えば、Aさんが5000万円で売りに出ているアパートの購入を検討しているとしましょう。これが本当にお買い得な物件だとしたら、買うかどうかの決断はその日のうちに…いいえ、その日のうちでは遅いかもしれませんね。Bさんも、Cさんも購入を検討している状態であれば、場合によっては数時間、いや30分で判断しなければならないのです」

Aさんが判断に迷っている間に、Bさんが即決し、購入する可能性が十分にあるということだ。では、Aさんが良い物件を手に入れるためにはどうすればいいのだろう?

泉さん「それは、『判断のスピードを高めていく』ことです。たとえ5000万円の買い物であっても、5000円の買い物と同じように、即断即決で判断していくことが必須なのです」

即決するときは「記憶」より「記録」に頼る

しかし、5000円と違って、5000万円は取り返しのつかない金額だ。その即決力、どうやって身につければいいのだろう?

泉さん「スピードが必要だからといって直感やひらめきに頼るのは不安ですし、失敗する確率を下げるにしても限界があります。そこで、オススメしたいのは『記憶より、記録に頼る』こと。つまり、記憶をもとにした直感ではなく、記録にもとづいて判断するということです」

具体的な方法としては、自分が物件調査をするたびに、次の3点を保管しておくということだ。
・販売図面
・収支計算書
・エリアの感想や空室率

泉さん「きっと、地域ごとに自分の見たいポイントは違うと思います。自分のストックしておきたい資料を決めて、ルールに沿って関連資料を貯めていきましょう。こうした資料を、良い物件でもダメな物件でも、常にストックし続けるようにするのです」

よい物件に出会ったら、自分の「記録」と見比べる

泉さん「無意識にこれを続けていくと、ひょっとしたら良いかも? と感じる物件に出会ったときも、過去の物件とたやすく比較できるため、スピーディーに判断ができるというわけです。直感で判断するのは不安ですが、これまでに見てきた物件のデータと比較し、『明らかにこれまでの物件よりも良い』と実感できる物件であれば、自信を持って購入の決断を下すことができます」

日頃の物件調査を、漫然とこなしていたのではもったいない。すぐに見返せる記録として残しておけば、いざという時の頼もしい判断材料になってくれる。不動産投資にチャレンジするなら、まずは記録のファイリングから始めてみてはいかがだろうか。

最後にアドバイザーからひと言

「日頃から物件データを記録&整理しておき、いざというときの判断材料にしよう!」

Text by Ayaha Yaguchi

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