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第12回 | 【Money】知ってる人だけ得をする!マネーテク

知っておきたい「お金の増やし方」

いざ投資に一歩を踏み出すとき、覚えておきたいものがある。すなわち、利益に直結する「キャピタルゲイン」「インカムゲイン」といったお金の増やし方だ。「とくにこの2つはすべての投資の基本となりますので、必ず覚えておきましょう」と話すのは、「経済とお金の教養が身につくマネースクール」学長の泉正人先生。これらの用語と考え方を解説してもらった。

■今回のアドバイザー
 ファイナンシャルアカデミー代表
 泉正人さん

ファイナンシャルアカデミー代表、金融学習協会理事長。受講生30万人を超える独立系ファイナンシャル教育機関として、経済、会計、財務、経済新聞の読み方、マネープランなどから、株式投資、不動産投資などまで、幅広い「経済とお金の教養が身につくマネースクール」を運営する。主な著書に『お金の大事な話』(WAVE出版)、『お金の教養』(大和書房)などがある。

公式サイト:ファイナンシャルアカデミー
http://www.f-academy.jp/

「キャピタルゲイン」「インカムゲイン」ってなんだ?

「投資」でお金を増やす方法は、まず、大きく分けて「キャピタルゲイン」と「インカムゲイン」の2種類がある。それぞれどういった内容を指すのだろうか?

泉さん「株式投資を例に解説しましょう。株価が安いときに株を買って、高くなったら売却します。すると、手元に差額が残りますよね。このような値上がり益による収入のことを、『キャピタルゲイン』と呼びます。

一方、株式を保有していると、会社の業績に応じて利益の一部を配当金として受け取ることができます。このような、保有しているだけで自動的に得られる定期収入のことを、『インカムゲイン』と呼ぶのです」

この2つの「増やし方」は株式以外の分野にも応用できる。たとえば不動産投資なら、不動産を安く買い、高く売って手元に利益が残れば「キャピタルゲイン」。不動産を所有しているだけで毎月入ってくる家賃収入が「インカムゲイン」というわけだ。

投資の成績を左右する「レバレッジ」

泉さんによれば、「キャピタルゲイン」「インカムゲイン」のほかにもう一つ、投資の成績を左右する大切なキーワードがあるという。それが「レバレッジ」だ。

泉さん「そもそも『レバレッジ』とは、“てこの力”という意味で、少ない力で大きなものを動かすことを指します。投資においては、わずかな自己資金で大きな取引を行うことを指します。数字を使いながら、具体的に解説しましょう」

Aさんは、コンピュータ系で注目されているB社の株(1株1000円)を1000株分購入した。かかった資金は、100万円。数カ月たって、新商品発表のニュースとともに、株価が1500円まで値上がりし、Aさんは株のすべて売却し、利益を確定させたとしよう。

この場合、1500円×1000株=150万円を受け取ることになり、50万円が利益として残る。この自己資金回収率(ROI)は50%だ。

泉さん「ここで、レバレッジを使ってみましょう。証券会社から200万円を貸してもらい(※借りたお金の利子、手数料は考慮していません。信用口座の開設が必要です)、合計300万円で同じ投資を行ったらどうなるでしょうか?」

まず、買える株は3000株。株価が1000円から1500円に値上がりしたとして、すべてを売却すれば、1500円×3000株=450万円を受け取ることになる。

借りていた200万円を証券会社に返すと、手元に250万円残る。自分の出費額だった100万円を差し引くと、150万円の利益が残るというわけだ。結果、ROIは150%になる。

泉さん「つまり、Aさんはレバレッジを使うことによって3倍の資金を投入し、利益も3倍になったということですね。これがレバレッジの考え方です。

投資をするにあたって覚えておいてほしいのは、自己資金を使っても、他人の資金(借金)を使っても、数字は数字。“利益”という事実に変わりはありません。そして、効率的な資産運用を行うとき、このレバレッジを使うことが非常に重要なのです」

レバレッジのリスクをどう考える?

「レバレッジ」とはつまり、お金を借りることで「資金」と「利益」をブーストする仕組みだ。もくろみ通りに黒字になればいいが、値動き次第ではその逆もある。果たして手を出していいものだろうか?

泉さん「もちろん、借金にリスクはつきものです。リスクを考えないで行う株式投資はギャンブルでしかありません。しかし、投資家はリスクを学び、リスクの取り扱い方を熟知することで投資の成績を上げることができます。

ですから、リスクから逃げるのではなく、リスクを学び、自分の味方にしていきましょう。株式投資は資本主義経済の根幹をなすものであり、リスクの対処法を身につけた上で行う株式投資は決して危険なものではないと思いますよ」

安全圏にこだわっていては、効率よく資金を貯めていくことはできない。むやみに避けるのではなく、本質とリスクをしっかり学び、自分に合った資産形成のスタイルを身につけていこう。

最後にアドバイザーからひと言

「.投資でお金を増やす方法は『キャピタルゲイン』『インカムゲイン』の2種類。『レバレッジ』もリスクを学んで活用を!」

Text by Ayaha Yaguchi

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