40代のための生命保険の見直し方とは?
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40代のための生命保険の見直し方とは?

家計を改善するにあたって、ぜひ見直したいのが「生命保険」。「とくにお子さんが大きくなってくる40代は、絶好の見直し時ですよ」と話すのは、雑誌やTV、ラジオなど多彩なメディアでひっぱりだこのファイナンシャルプランナー・菱田雅生さん。さっそく40代のための生命保険の見直しポイントを伺おう。

■今回のアドバイザー
 ファイナンシャルプランナー
 菱田雅生さん

早稲田大学法学部卒業後、山一證券入社。山一證券自主廃業後、独立系FPに。以後16年にわたり、相談業務、原稿執筆、セミナー講師などに従事。2008年、ライフプランや資産運用のコンサルティング会社「ライフアセットコンサルティング」設立。著書『ライフプランがあなたの資産を殖やす』『超・資産形成入門』など。

公式サイト:http://www.la-consul.com/

40代の死亡保障は少なくていい!?

自分に万一のことがあったとき、遺された家族が困らないように…と死亡保障のある保険に加入している方も少なくないだろう。しかし、菱田さんによれば、「40代で必要な保障額は、実はそれほど多くない」のだとか。

菱田さん「父親が40代後半なら、子どもが高校生、あるいは大学生以上の方も多いはず。子どもたちはあと数年で社会人になる年齢ですよね。であれば、母親も働きに出られるはずなので、夫を失ったことが原因で路頭に迷うような事態は避けられるはず。

さらに、忘れてはならないのが『遺族年金』の存在です。たとえば、夫の収入が仮に500万円くらいだったとして、18歳未満の子どもが2人いる場合は年間150~170万円程度、子どもが18歳に達した後も年間100万円強、妻が65歳に到達した後も年間120万円強の遺族年金を受け取れるんですよ」

つまり、多額の死亡保障をつけなくとも、公的年金だけで最低限の生活はまかなえるというわけだ。

40代で死亡保障をつけるとしたらどの保険?

では、たとえば父親が40代前半で、子どもがまだ中学生になっておらず、万一の際に家族を養える貯金もない場合は、どんな保険に入るのが望ましいのだろう?

菱田さん「40代で死亡保障が多少なりとも必要な人に適しているのは、『定期保険』一択です。『終身保険』や『養老保険』は貯蓄性があるとされていますが、これらはそもそもコスト負担が重いので、貯蓄性があるとは一概には言えません。

そのような理由から考えても、ここは一定期間の保障を掛け捨ての安い保険料負担で準備できる『定期保険』を選ぶのがベター。余ったお金を、貯蓄やローンの返済に回したほうが賢いのではないでしょうか」

生命保険を見直すときの注意点

ちなみに、保険を見直すときは「契約する保険会社を変えて、別の保険に加入する方法」と、「同じ保険会社で別の保険に加入する方法」の2つがある。

菱田さん「現在の契約において、保険会社が保険金を支払うために積立てているお金(責任準備金)や積立配当金などから下取りできる価格を算出し、そのお金で新しい契約の一部を買う形で保険を切り替えることができます。

ただし、金利のよかった時代の生命保険を解約して、低金利の保険商品を契約するのは大きな損です。見なおした結果が必ずしも安くなるとは限らないので、よく検討してくださいね」

最後にアドバイザーからひと言

「生命保険は子どもの成長とともに縮小してOK! 家族の状況に合わせて保険料を見直して」

Text by Ayaha Yaguchi