「稼ぐ力」を鍛えるトレーニング法
- 【Money】40男が知っておきたい投資ノウハウ -

金融学習協会理事長直伝!投資成功率を高める自分で「稼ぐ力」とは

効率よくお金を貯めるなら、今あるお金を守り、節約するとともに、さらなるお金を稼ぐことが欠かせない。とはいえ、適したお金の稼ぎ方は人それぞれ。そこで、お金を知り尽くす「お金の学校」学長・泉正人先生に、お金を稼ぐ人になれる“考え方”、そして、稼ぐ力を鍛える方法を教えてもらった。

■今回のアドバイザー
 ファイナンシャルアカデミー代表
 泉正人さん

ファイナンシャルアカデミー代表、金融学習協会理事長。受講生30万人を超える独立系ファイナンシャル教育機関として、経済、会計、財務、経済新聞の読み方、マネープランなどから、株式投資、不動産投資などまで、幅広い「経済とお金の教養が身につくマネースクール」を運営する。主な著書に『お金の大事な話』(WAVE出版)、『お金の教養』(大和書房)などがある。

公式サイト:ファイナンシャルアカデミー
http://www.f-academy.jp/

「お金を稼ぐ力」ってどんな力?

稼ぐ力を持つ人といえば、“儲かるビジネス”への嗅覚の強い人といったイメージがある。実際のところはどうなのだろう?

泉さん「私が考える『稼ぐ力』とは、高い給料を得たり、儲かるビジネスを始めたりする力に限りません。ここでいう『力』とは、話し方、経済への見識、ビジネスセンスなどを指します。こうした能力を身につけることこそ、長期的に稼ぐ力になるとともに、お金の教養を高めることにもつながるんですよ」

“稼ぐ力”を鍛える方法はある!

自分の中に眠る“稼ぐ力”を呼び覚まし、鍛える方法はあるのだろうか?

泉さん「もちろんあります。それは、『いつでもお金のことを考えるようにする』ということ。何も難しく考える必要はありません。たとえば、レストランに食事に行ったら、そのお店のお金の流れを考えてみるのです」

そのレストランが、5000万円かけて作られたものだとすると、作った人は真剣にレシピを研究し、従業員教育をして利益を積み重ねていく。やがて、最初の投下資金を回収でき、数年後に初めて『もうけ』が出るわけだ。

泉さん「こうした事実を踏まえて想像してみるのです。たとえば、30席のお店でディナー時に20人入っているようなら、その店の1日の客数は30人程度になります。客単価1万2000円と想定したのであれば、1日の売上げは36万円ということになります。これを営業日数30日でかけると月間売上げが1080万円と想定できます」

行く先々で、お店の売上げや客単価、1日あたりの客数、働いている会社の社長の立場から見た物事、自分より偉大な経営者の決断などを想像してみるのが、稼ぐ力を開花させる近道なのだ。

ワンランク上のトレーニング術

一人あたりの料理を作るのに必要な食材費、人件費などを考える場合は、飲食業の直接原価「FL」を考えるとよい。Fはフード(食材費)、Lはレイバー(人件費)を指し、一般的には「FL」÷売上高で算出される「FL比率」が55~60%になると適正水準だといわれている。

泉さん「まず、『F』についてはメニューの単価などを目安に、どれくらいの費用がかかっているか考えます。『L』については、地域の事情によって変わってくるものですから、パートタイム募集の記事なども見ながら、どのくらいの時間給になっているか、肌感覚で計算してみましょう。

それを基にFL比率を出してみることでレストランがお金の学校に変わっていきます。目的は、お金の流れについて考えるクセを身につけることなので、大枠をとらえるくらいの感覚でかまいません」

大切なのは、正確な金額を出すことよりも、繰り返し行うことだと泉さん。そうすることで、お金に対する正しい感覚が自然と身についていくのだ。

最後にアドバイザーからひと言

「『稼ぐ力』は誰にでもある。いつでもお金の流れを想像し、読み取る力を鍛えよう」

Text by Ayaha Yaguchi