今日から始めたい! 上手な「生活費」やりくり術
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今日から始めたい! 上手な「生活費」やりくり術

1回1回は小さな額でも、いつのまにか大変な出費になっていることもある「生活費」。まずはこのムダを切り詰めるのが貯金の第一歩だが、節約だけに気を取られると味気ない暮らしになってしまいがち。そこで、楽しみながら生活費のムダを改善する方法について、30万人が受講してきた「お金の学校」学長・泉正人先生に聞いてみよう!

■今回のアドバイザー
 ファイナンシャルアカデミー代表
 泉正人さん

ファイナンシャルアカデミー代表、金融学習協会理事長。受講生30万人を超える独立系ファイナンシャル教育機関として、経済、会計、財務、経済新聞の読み方、マネープランなどから、株式投資、不動産投資などまで、幅広い「経済とお金の教養が身につくマネースクール」を運営する。主な著書に『お金の大事な話』(WAVE出版)、『お金の教養』(大和書房)などがある。

公式サイト:ファイナンシャルアカデミー
http://www.f-academy.jp/

「価値」と「価格」は分けて考える

生活費を改善するなら、大前提となるのが「価値のあるものやサービスにはお金をしっかりと使い、価値のないものやサービスには使わないこと!」という泉さん。継続するためには、節約一辺倒になるより、財布のヒモを締めるところはしっかり締めて、ゆるめるところはしっかりゆるめるメリハリが大切だとか。

泉さん「ちなみに、ここでいう“価値(Value)”とは、価格(Price)とは別のものです。価値の有無によって、お金の使い方は、次の3種類に分類できます」

・買ったものが、払った額以上の価値がある=「投資」
・買ったものが、払った額と同じ価値がある=「消費」
・買ったものが、払った額以下の価値しかない=「浪費」

泉さん「ものの価値(Value)=ものの価格(Price)ではありません。たとえば、キャリアアップや海外赴任に備えて英会話学校に行った授業料は、たとえその金額が大きくても『投資』です。一方、いくら安くても、使わないダイエットグッズを買ってしまえば『浪費』というわけです」

自分が今から使おうとしているお金は、はたして『投資』なのか、それとも『消費』なのか。あるいは『浪費』にすぎないのか? プライスの大小ではなく、バリューを見極める習慣を身につける必要があるわけだ。

適正な「価格」を見極めるクセをつける

一方、「ものの価格(Price)」はマーケットによって決まる。毎日目にする食品や日用品のであれば、その商品が高いのか、それとも安いのかはだいたい判断できるだろう。しかし、問題は、腕時計、バッグ、車、マイホームといった大きな買い物だ。

泉さん「販売経費や広告宣伝費などのプレミアム(付加価値)があるため、中古になった瞬間に値下がり幅が大きくなるとわかっていても、欲しいという感情が優先されてしまい、適正な価格を判断するのは極めて難しくなります」

そこで、買うに値するかどうかを判断するために、本当のものの価値(市場価格)を知る必要が出てくる。

泉さん「欲しい商品がある場合はすぐに購入を決断せず、『eBay』や『Yahoo!オークション』などのオークションサイトで調べること。少し手間をかければ、商品の本当の価値を探ることができますし、こうした習慣を継続することで、適正な価格でものを購入することができるようになりますよ」

最後にアドバイザーからひと言

「ものの『価格』と『価値』は分けて考えること。市場価格をこまめにチェックし、価値を見極める習慣をつけて!」