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第2回 | おとなの週末 powered by éditeur

神楽坂 自由自在  しっとり大人の美味めぐり 『藤九郎屋』

かつては文豪も多く暮らし、趣ある石畳の小道や料亭には今も花街の風情が残る、神楽坂。和洋を問わず、魅力的な店も数々。
そろそろ「おと週」としても腰を据えて紹介したいところ。そんなわけで、しっかり歩いてその魅力探ってきました!

撮影/谷内敬樹
取材/池田一郎

神楽坂上右手界隈が最近はさらにまた面白い

神楽坂というと、人によってはビストロや小粋なバルが多い街ってイメージもあるだろう。それももちろん正解。だけど今回、ここで和のお店に絞ったのには訳がある。

神楽坂のいい店って、顔があるっていうのかな、一様でなくいろいろ。であるがゆえに、その日の〝気分〟にジャストな選択肢も見つけられる。感情の機微に応えてくれるってところが色っぽい。で、その気の利いた多様さとしっとり具合を実感していただくならば、やっぱり「和」でしょというわけだ。

藤九郎屋

こちらの小さいが風格のある門構えには気合を感じるが、何やら爽やかな気配もあり。ついっと門をくぐってみれば大正解。ちゃんとしっかり、だけどしっぽり和食を楽しみたいなという日にはおすすめだ。ご店主の一品一品への仕事が細やか。で、季節感豊かな美味しさの向こう側から、気持ちいい気も伝わってくる。

お通しの前菜豆皿 1800円
(内容は時季により変わる)
 コースの前菜は、季節の野菜中心のおばんざい、豆皿から。新じゃがのスープ、汲み上げ湯葉の黄金餡かけ、黒毛和牛と新ごぼうの黒胡麻和えなど。コースは5000円〜

食材の美味しさを最大限引き出す、細やかな仕事が鮮やか!

最高の食材と究極な仕事――それが目指すところという仕事には妥協なし。京都の黒毛和牛専門店から届く和牛、鮮魚、季節の野菜。仕入先も多岐にわたる。その仕事には前菜である豆皿ですでにハートを掴まれるはず。盃に盛られた9種の小鉢は見た目も美麗。一つひとつ、調味料まで丁寧に仕事がされている。ダシまで余さずに味わいたい。

豚角煮と冬瓜のとろろがけ 1200円 角煮はとろけるように柔らかく、とろろとまたよく合う。丁寧に炊かれた冬瓜も美味
そら豆のかき揚げ 1200円、蕎麦 800円 北海道幌加内産の粉で自ら打つ〆の蕎麦はほのかに甘く、ツユも旨い
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おとなの週末 2016年7月号 『神楽坂 自由自在  しっとり大人の美味めぐり』
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神楽坂の歴史
江戸時代、重い神輿が、神楽を吹いたところ坂道でも簡単に運べるようになったことから「神楽坂」と呼ばれるようになったと言われる。大正時代となると花街として栄え、石畳の路地が多く残るのもその時代の名残り。戦前は「山の手銀座」と言われるほどにぎわう商業街だったが、今は人気住宅地という側面も。
店舗情報
藤九郎屋(とうくろうや)
[酒]
ビール 生650円、瓶800円
焼酎 800円~
ワイン ボトル5000円~
日本酒 一合1000円~

[その他のメニュー]
カリカリおじゃこのオニオンサラダ900円、べったら漬けにクリームチーズ1000円、地鶏竜田揚げ1200円など

住 所 :東京都新宿区神楽坂6-8
電 話 :03-6228-1784
営業時間:11時半~13時半LO、18時~22時LO
定休日 :日
席   :カウンター8席、個室8席 計16席
全席禁煙/カード可/予約可/お通し豆皿1800円
アクセス:地下鉄東西線神楽坂口から徒歩4分

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