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第21回 | デキる男の必修科目──大人のエクセル一問一答

【エクセル術】表組に隠された数式の構造を把握する便利技

作成者のスキルやクセが反映されるエクセルの表組。時節柄、他人が作成した表組を引き継いで利用する機会も多いと思うが、特に関数を使った数式が各所に含まれている場合は、どこに、どのような数式が含まれているか把握できず、上手に活用できないこともあるだろう。そこでおぼえておきたいのが、セルに入力されている数式の内容や、数式がどのセルを参照しているのかを視覚化するためのテクニックだ。さっそく問題に挑戦してみよう。

問題:表組に含まれる数式を表示させ、さらに赤枠内のセルに入力された数式が、どのセルを参照しているのかを図示せよ。

難易度:☆★★★★
実用度:☆☆☆★★
目標ステップ数:5

解答:

セル内に含まれる数式を、わかりやすく表示させたい場合は「数式の表示」機能を利用する。さらに「参照元(参照先)のトレース」機能を使えば、数式がどのセルを参照しているのかを、矢印で図示することができる。手順は以下の通りだ。

●STEP1

表組(ブック)が表示されている状態で、「数式」タブの「ワークシート分析」欄にある「数式の表示」ボタンをクリック。

●STEP2

表組(ブック)内のセルに含まれる数式が、すべて表示される。

●STEP3

数式がどのセルを参照しているのかを確認したい場合は、数式が含まれるセル(ここではI4)を選択し、「数式」タブの「ワークシート分析」欄にある「参照元のトレース」ボタンをクリック。

●STEP4

数式が含まれるセルと、数式が参照しているセルとが青線で結ばれる。

●STEP5

参照元のセルに数式が入力されており、さらに別のセルを参照している場合には、再度「参照元のトレース」ボタンをクリックすることで、参照元をたどっていくことができる。

【今回のまとめ】

他人が作成したエクセルのファイルを編集したい場合に面倒なのが、表組に含まれる数式と、数式が参照するセルの位置関係だろう。セルをクリックして「数式バー」に表示される数式を確認するという手順もあるが、これでは表組内の数式をすべて確認するのに時間がかかるほか、参照するセルの位置も把握しにくい。

そこで役立つのが「数式の表示」機能だ。これなら、表組に含まれるすべての数式をまとめて把握できるほか、「参照元のトレース」機能を併用することで、数式が参照しているセルの位置も直感的に把握できるようになる。

逆に、数値などが収められたセルが、どの数式で参照されているかを知りたい場合は「参照先のトレース」機能を利用する。

こちらも「参照元のトレース」と同様、再度ボタンをクリックすることで、参照の範囲を順に追っていくことが可能だ。

なお、「参照元(参照先)のトレース」機能で表示された矢印は、同じく「ワークシートの分析」欄にある「トレース矢印の削除」ボタンで消去することができる。「数式の表示」ボタンを再度クリックすると、セル内の数式が非表示になる。

また、トレースの矢印を表示させなくても、参照したい数式を編集可能な状態(セルを再度クリック)にすれば、色分けで参照の関係を把握することができる。

どちらも数式の構造を理解するのに役立つので、目的に応じて使いわけると良いだろう。

Text by Toshiro Ishii

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