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第3回 | 今できる早漏対策。ミドル男も悩んでいる

男性ホルモンも活性化する。セルフプレジャーで早漏改善

たまったリビドーを自分で発散する自慰=セルフプレジャーは、若者が行うものというイメージが強い。しかし、ミドル男性の自慰は減少する男性ホルモンの活性化につながるほか、やり方によっては早漏防止の効果も見込めるという。逆にいえば、間違った方法で自慰を行うと早漏を招くリスクもあるのだ。早漏防止に効くセルフプレジャーのやり方について専門医に聞いた。
今回のアドバイザー
小堀善友
泌尿器科医
獨協医科大学埼玉医療センターリプロダクションセンター准教授。専門は男性不妊、勃起・射精障害、性感染症。『泌尿器科医が教えるオトコの「性」活習慣病』(中公新書ラクレ)『泌尿器科医が教える正しいマスターベーション』(インプレス)など著書多数。

アンケート調査では3割の男性が「自慰で早く射精することが早漏の原因」と回答

ミドル男性にも多いという早漏だが、「その原因は脳にあります」と小堀さんは話す。

「早漏は『射精しなさい』という命令が脳から早めに出てしまう症状なので、簡単にいえば脳の病気です。個人的な見解では、相手がいない状況で行う『自慰』とセックス中に射精をコントロールできない『早漏』は、あまり深く関係していないと考えていました」(小堀さん、以下同)

たしかに、心理的な要因が早漏を招いたり、うつ病の薬が早漏改善につながったデータがあったりと、早漏と脳の関係は深いとされている。そのため、相手のいるセックスとまったく異なる状況で行う自慰が早漏の原因になるとは、従来は考えられていなかったという。

「ところが、以前に一般男性600名にアンケート調査を行ったところ、そのうち3割の男性が『自慰で早く射精することが早漏の原因』と答えたのです。この結果により、普段行っている自慰で『早く射精をする習慣のある人』は早漏になりやすいというデータが得られました」

早漏改善に効果がある自慰は「スタート&ストップ法」。TENGA製のツールも効果大

だとすると、早漏に悩んでいる人の場合、自慰を行うべきではないのだろうか。

「自慰そのものに問題はありません。我々が日本性機能学会で発表した『自慰行為によるホルモン量の変化に関する研究』は、射精の前に男性ホルモンのテストステロンが上昇し、射精後に減少するという、活発な変化が起きるとしています。加齢とともに男性ホルモンが減っていく中高年男性のホルモン活性化のためにも、自慰行為は続けたほうがメリットは大きいと思いますよ」

むしろ改善すべきなのは自慰の方法だという。とりわけスピーディなセルフプレジャーが習慣化している男性の場合、やり方を見直す必要がある。では、どう見直せばいいのか。

「早漏に効果があるといわれているのは『スタート&ストップ法』です。具体的には、射精の波が来たら刺激をストップし、波が引いたら再スタートする。いわゆる『寸止め』ですね。このスタート&ストップを3回繰り返すことにより、早漏改善に効果が得られるといわれています。ミカンが潰れない程度の強度でグリップし、ピストンを過度に速めず、膝を曲げてリラックスしてください。この方法を行えば、早漏や遅漏も改善していくと考えられています」

いわゆる寸止めは、セックスをより長く楽しむために編み出されたものだが、早漏の改善にも効果が見込めるというわけだ。そのほか、性生活をサポートする商品を開発する「TENGAヘルスケア」が販売している『メンズトレーニングカップ』も早漏対策におすすめだという。

「『メンズトレーニングカップ』は、男性器に刺激を与える5つのカップを用いて早漏のトレーニングが可能なツールです。ひとつのカップで10分以上腰を動かし続けても射精をガマンできたら、次回の自慰では、さらに刺激が強いカップに移ってください。このトレーニングを行う際にも、1カップごとに『スタート&ストップ法』を意識しましょう」

医療機関による「メンズトレーニングカップ」を使った早漏治療研究では、このツールで週2回のトレーニングした男性は、挿入から射精までの時間がおよそ2倍に伸びたとされる。時間はかかるものの、薬の副作用がない安全な早漏改善法として注目を集めている。

NG自慰は「床オナ」「脚ピン」。EDや射精障害を引き起こす可能性のある危険な行為

その一方で、早漏や遅漏を招きかねない「やってはいけないNG自慰」も存在する。

「床に男性器をこすりつける『床オナ』や、脚に力を入れて行う『脚ピン』は典型的なNG自慰です。これらの方法は膣とは異なる刺激によって快感を得てしまううえ、特定の体位でしか射精できなくなるリスクがあります。極めて不適切な自慰といえるでしょう」

いわゆる「床オナ」や「脚ピン」は、ずっと続けているとEDの原因にもなるため、遅漏、早漏にかかわらず避けるべきだという。セルフプレジャーは、女性とのセックスを楽しむために早漏の改善や男性ホルモンを活性させるためのものと考え、適切な方法で行ってほしい。

最後にアドバイザーからひと言

「日本は早漏後進国なので、まだまだ早漏に関する研究が進んでいません。しかし、早漏を改善することでパートナーとのセックスを楽しむことができるようになります。悩んでいるなら、ぜひ専門医に相談してみてください」

Text by Norifumi Numazawa(Seidansha)
Edit by Miki Ohnuki(Seidansha)

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