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第1回 | 今できる早漏対策。ミドル男も悩んでいる

定義は挿入後1分以内の射精。「早漏」の5つの原因とは?

若い男性の悩みと思われがちな早漏だが、じつはミドル男性にも「もしかして自分は射精が早いのかも…?」と人知れず悩んでいる人が多い。はっきりと自覚できないのは、早漏は個人差が大きく、自分が本当に該当するのかどうかがわからないため。しかし、ひと口に早漏といってもさまざまなタイプがあり、治療が必要な場合もあるという。早漏の定義と種類、原因について専門医に話を聞いた。
今回のアドバイザー
細田淳英
ユナイテッドクリニック総院長
帝京大学医学部卒業後、複数の病院勤務を経て、2013年にED(勃起不全)、AGA(男性型脱毛症)の治療を中心に行う男性専門クリニック「池袋ユナイテッドクリニック」を開院。ユナイテッドクリニックグループ全14院の総院長を務める。

アメリカの泌尿器科学会は「女性器への挿入後、毎回1分以内に射精」を早漏と定義

そもそも、早漏に悩む男性は日本にどれくらい存在するのだろうか。ED・早漏治療を専門に行うユナイテッドクリニック総院長の細田淳英さんによると、「日本における早漏症の有病率は2.5%、一般的に500万人が早漏症を発症しているといわれています」という。

「ただし、ED(勃起不全、勃起障害)を発症した男性のうち、3人に1人は早漏も併発するといわれており、その数が含まれているかどうかはわかりません。軽度から重度までの早漏を含めると、実際の有病者数は500万人以上に上るのではないでしょうか」(細田さん、以下同)

もちろん早漏についてはさまざまな機関がアンケート調査を実施している。しかし、そこには個人のミエが多分に含まれている可能性が高く、なかなか正確な数を把握するのが難しいのだという。

「とはいえ、早漏に関する医学的な定義は存在します。アメリカの泌尿器科学会は『毎回、またはほぼ毎回、女性器への挿入後1分以内に射精、または挿入前に射精してしまうこと』を早漏症と定義しています。一方、WHO(世界保健機構)は『パートナー同士が、性的関係を楽しむために充分な“射精コントロール”ができないこと』を早漏とし、泌尿器学会とは異なる見解を示していますね」

いずれにせよ、早漏の定義づけは男性の目線のみでなされるものではない。「『相手と自分とが満足のいく射精コントロールができないこと』を早漏と捉えるのが適切」と細田さんは指摘する。

「心因性」「過敏性」「包茎性」「衰弱性」「器質性」。早漏を発症させる5つの原因

早漏はどんな原因によって発症するのか。細田さんによると、早漏にはおもに「心因性」「過敏性」「包茎性」「衰弱性」「器質性」などの原因が存在するという。この5つの特徴をそれぞれ見ていこう。

■心因性早漏
「早漏症の多くが心因性と考えられます。心因性早漏は、緊張や不安を感じると分泌される脳内物質の『ノルアドレナリン』が大きく関係しており、この物質が脳内に充満して射精中枢を刺激すると早漏を誘発します。つまり、セックスを行うことに対して緊張し、不安を感じたときにノルアドレナリンが脳内に放出され、射精のコントロールができなくなるのです」

■過敏性早漏
「陰茎の感度が高い人は刺激に弱く、射精をコントロールできなくなります。これは10代や20代など、まだそれほど多くの性行為を経験していない若年層に多いタイプです。ただ、感度というのは陰茎の勃起時の硬さが不十分なほど高くなります。EDによって勃起時の硬さが足らない状態でも射精が早くなるため、年齢に関係なく発症する傾向もあるといえるでしょう」

■包茎性早漏
「当院では治療を行っていませんが、包茎が早漏の原因になる場合もあります。包皮に覆われている亀頭に強い刺激が加わると、射精のコントロールができなくなるといわれていますね。また、包皮が多く余って亀頭が隠れている状態でも、勃起時やセックス中に余った包皮が動くことで陰茎への刺激が強くなり、射精を早める要因になります。なお、『包茎手術を受けると早漏が治る』と考えている人もいますが、さまざまな研究結果により『早漏の治療効果はない』と結論づけられています」

■衰弱性早漏
「中高年以降に多く見られる早漏タイプです。加齢によって男性ホルモンが減少すると、性機能の低下を招くと同時に早漏につながるのです。精子が漏れるように出て、射精にも勢いがないのが特徴ですね。また、男性ホルモンが減少してホルモンバランスが乱れることで引き起こされるLOH症候群(加齢男性性腺機能低下症候群)、いわゆる男性更年期障害の症状のひとつとも考えられています」

■器質性早漏
「陰茎や尿道、膀胱、前立腺などの泌尿器に疾患を抱えている人も早漏になる傾向があります。これは『器質性早漏』と呼ばれるものです。尿道や前立腺が炎症を起こすと、陰茎や精嚢などの機能が低下して射精が早まります。また、陰茎に隣接している肛門の病気によっても早漏になることがあります。器質性早漏の場合は、まず原疾患の治療を最優先する必要があります」

早漏コンプレックスを抱え込むとうつ病に発展。ミドル男性がひとりで悩むのは危険

「早漏は性交時だけの問題にとどまりません」と細田さんは指摘する。

「当院の患者さんが抱える悩みの多くは、『パートナーは満足したと言ってくれるが、少し不満そうな表情をしている気がする』『極度の早漏で、挿入前にはててしまう』といったもの。しかし、なかには射精をコントロールできないことでプライドを保てなくなり、それが原因で女性不信やうつ症状に発展する男性もいます。恥ずかしいからといって、ひとりで抱え込むのは危険ですよ」

悩んでいるだけでは問題は解決しない。精神的な負担を考えると早めに専門医に相談するのがベターだろう。早漏の悩みをひとりで抱えつづけるリスクは、想像より重いものなのかもしれない。

最後にアドバイザーからひと言

「早漏治療の最大のメリットはパートナーとのセックスが充実することではないでしょうか。再診の際に『治療を始めてから、彼女との関係は絶好調です』と喜ばれる男性もいらっしゃいます。早漏を改善し、自信がついた人の目の輝きは違いますよ」

Text by Chiharu Matsushima(Seidansha)
Edit by Miki Ohnuki(Seidansha)

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