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第17回 | デキる男の必修科目──大人のエクセル一問一答

【エクセル関数】SUM関数を使い累計を求めるには?

エクセル関数の中で、もっとも使用頻度が高いSUM関数。使い方も簡単なので、今更SUM関数について学ぶ必要はない、と思うかもしれない。しかし、SUM関数を数値の「合計」にしか使ったことがないという人は、意外と多いのではないだろうか。そこで今回は、SUM関数の応用編として、数値の「累計」を出す方法を問題にしてみた。手順は難しくないが、ちょっとした知識と工夫が必要になるので、おぼえれば関数のスキルもアップするはず。さっそく今回の問題に挑戦してみよう。

問題:SUM関数を使い来場者数の累計を求めよ。

難易度:☆☆☆☆★
実用度:☆☆☆☆★
目標ステップ数:6

解答:

問題に取り上げた表の場合、来場者数の累計を求めるには「ひとつ前の来場者累計」+「最新の来場者数」という計算を繰り返し行えばよい。この計算をSUM関数で行う際にポイントとなるのが、参照するセル範囲の指定方法だ。具体的には、オートフィル機能を使った際に起点となるセル位置が固定されるように「絶対参照」で指定をする。文章で読むと、少し難しく感じるかもしれないので、まずは標準解答の手順を追ってみよう。なお、今回は「オートSUM」ボタンを使いSUM関数を入力している。

●STEP1

累計の起点となる来場者数が含まれるセル(ここではB3)と来場者累計を求めたいセル(ここではC3)を選択し、「ホーム」タブの「編集」欄にある「オートSUM」ボタンをクリック。

●STEP2

セルB3に「=SUM(B3)」という数式が自動入力される。セルB3を選択し「数式バー」に移動し、カッコ内の「B3」にカーソルを置く。

●STEP3

キーボードの「F4」キーを押すと「B3」から「$B$3」に変更される。これで絶対参照の指定となる。

●STEP4

続けて、半角で「:B3」と入力しEnterキーを押す。

●STEP5

セルC3に、最新の来場者累計が表示される。セルC3を選択し、セルの右下にポインターをあわせ、ダブルクリック。

●STEP6

関数のオートフィル機能が働き、残りの空欄が補われる。

【今回のまとめ】

数値の合計を求めるSUM関数は、「=SUM(合計したい数値またはセル)」という基本構文になる。「=SUM(B3:B5)というように「:」を使いセルの範囲(例ではセルB3からB5まで)を指定することが多いが、「=SUM(B3,B5)」というように「,」を使えばセルB3とB5の合計というような計算も行える。

解答欄でも触れたように、来場者数の累計を求めるには「ひとつ前の来場者累計」+「最新の来場者数」という計算を行うことになる。今回の問題なら、最初の計算では「ひとつ前の来場者累計」がないので、セルB3の数値がそのまま累計となるわけだ。そして、次の累計を出すためには、セルB3とB4の合計、その次はセルB3からB5までの合計というように、常にセルB3を起点とするセル範囲の合計を求めていくことになる。

ここで重要なのが起点となるセルB3を「絶対参照」で指定すること。絶対参照の指定は「$B$3」というように、セル位置の前に「$」をつければよい。これにより、オートフィル機能を使っても、「$B$3」は常に「$B$3」のままになる。今回の問題の場合は、「=SUM($B$3:B3)」の次が「=SUM($B$3:B4)」、その次が「=SUM($B$3:B5)」というように、絶対参照の指定をしていない後半のセル位置だけが行にあわせて変化していく。

これで、正しく累計を求めることができるようになるわけだ。

ちなみに、絶対参照を使った数式でオートフィル機能を使った場合、数式が適切ではない可能性を示すエラーマークが表示されることがある。今回の問題の場合は、絶対参照を使ったことで、SUM関数で参照するセル位置が隣接していないことを注意しているのだが、別に間違いではないので、エラーマークを消去しておきたいところ。

エラーマークが出ている範囲を選択してから、エラーマークのボタンをクリックし、表示されるメニューから「エラーを無視する」を選択しておこう。これでエラーマークが消去される。

このエラーマークは、数式が間違えていない場合でも、意外とひんぱんに表示されるもの。消去の手順をおぼえておけば、余計なイライラも解消されることだろう。

Text by Toshiro Ishii

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