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第14回 | LEXUSの最新車デザイン・性能情報をお届け

レクサスRC F──イニシャルは富士スピードウェイの“F”

レクサスには、特別なアルファベットがある。それは「F」。高性能スポーツモデルにのみ冠されている。開発テーマは、公道からサーキットまでシームレスに走りを愉しめるること。その走りは、レクサスレーシングのホームコースである富士スピードウェイで熟成されている。そう、もうお気づきだろう。「F」は、富士スピードウェイの頭文字に由来する。なかでも、別格のドライビングプレジャーを感じさせてくれるのが、クーペモデルの頂点に立つ『RC F』だ。『RC』はひと足早くマイナーチェンジしたが、今年初頭のデトロイトモーターショーで、新型『RC F』もベールを脱いだ。

「F」の新たな一歩。速さを追求した機能美を感じさせるレース育ちのスタイリング

新型『RC F』は、「F」の新たな一歩として開発された。持ち味とする優れたパフォーマンスを絶え間なく進化させることを目指し、従来比20kg以上の軽量化や空力性能の向上、パワートレーンやタイヤ、サスペンションへのこだわりなど、あらゆる点に改良を加え、常用域での軽快な走りと限界域における優れた操縦安定性を実現したという。

走りへのこだわりは、その佇まいからも感じ取れる。エクステリアのコンセプトは「レース育ちのスタイリング」。フロントバンパーコーナーにレーシングカー譲りのカナード形状を取り入れてダウンフォースを向上させ、サイドのロッカーモール後端にアンダーカット形状をつくることでリヤタイヤ周辺の乱気流を抑制するなど、空力性能をさらに高めた。

また、前後のホイールハウスにダクトを設けることで、ホイールハウス内に溜まった空気の圧力を低減。それとともに、最適なコーナリング姿勢やステアリングの応答性を向上させる改良も施された。レースで培われた空力デバイスや形状をスタイリングに最大限織り込むことにより、「F」らしい独自のデザインに仕上げている。

自然吸気ならではのリニアな加速フィールがドライビングプレジャーを際立たせる

パワートレインは、最高出力472hp/7100rpm、最大トルク54.6Kgf・m/4800rpmを発揮する5.0L V型8気筒 NA(自然吸気)エンジン。NAならではのリニアな加速フィーリングを際立たせるため、エンジン出力を向上させるとともに、エアクリーナーの形状変更による吸気性能向上とスロットル制御の改良によりアクセルレスポンスを高めた。

左右駆動輪の回転差を吸収することでスムーズに旋回させるディファレンシャルギアをローギヤ化することで、サーキット走行におけるアクセルでの車両コントロール性が向上。これにより、街乗りの際にも軽快な走りを感じることができるようになった。

足回りでは、限界領域でのコントロール性にこだわり、タイヤの溝となるトレッドパターン一本一本のコンパウンド材質まで吟味して新開発。サーキット走行などでも優れた操縦安定性を発揮する。また、エンジントルクを制御し、発進時のタイヤ空転を防ぐローンチコントロールを採用したことで、スポーツ走行における鋭いスタートダッシュを実現している。

レーシングマシンの『RC F GT3』のノウハウを応用した高性能モデルも新たに登場

標準モデルの新型に加え、限界域での走りを極めた高性能バージョン『Track Edition(トラック・エディション)』も新たに設定された(写真はすべて『トラック・エディション』)。サーキットにおける優れた走行性能を象徴する一台で、日本のSUPER GTや米国のデイトナ24時間レースなどに参戦した『RC F GT3』のノウハウが応用されている。

具体的には、エンジンフードやルーフ、フロントスポイラーなどの外装部品やブレースに「CFRP(炭素繊維強化プラスチック)」を採用。ほかにも、カーボンセラミックブレーキやチタンマフラー、軽量アルミホイールなども取り入れることで、従来型に比べて70kgの軽量化を実現し、さらなる加速性能とスピードを手に入れた。

加えて、最良の空力を得るために専用のカーボンリヤウイング(固定式)を採用。これは標準モデルに採用されるアクティブリヤウイング以上のハイダウンフォースとロードラッグを実現する空力パーツで、高速走行時の安定性と高速域の伸び感を両立している。

国内発売は2019年5月を予定。価格は未発表だが、現行型の標準モデルが982万4000円、『Carbon Exterior packag(カーボン エクステリア パッケージ)』が1059万4000円(いずれも税込み)であることを考えると、新型も同程度の価格になりそうだ。

Text by Tsukasa Sasabayashi
Photo by (C) LEXUS
Edit by Takeshi Sogabe(Seidansha)

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