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第31回 | 40代からの身近な病気 内容と対策を知っておこう

「スマホ首」(ストレートネック)を改善して、快適なデジタルライフを送ろう

近年急速に普及したスマートフォン(以下スマホ)。スマホがもたらす便利な恩恵は計り知れないが、一方でスマホが普及したことによる新たな現代病も広まりつつある。それが、「スマホ首」。様々な体の不調を引き起こす原因とも言われるスマホ首だが、どのような症状を指すのか? この記事を読んでいる自分ももしかしたら…。そんな不安を払拭すべく、スマホ首を改善するためのアドバイスを医師の栗原隆先生に伺った。
今回のアドバイザー
栗原隆
医師・医学博士
2000年東京医科大学卒業、2005年東京医科大学大学院修了、博士(医学)取得。2006年以降、日本スポーツ協会公認スポーツドクター(旧日本体育協会)、日本オリンピック委員会強化スタッフ(医・科学)、日本ボディビル・フィットネス連盟チームドクターなどとして活躍。2015年にはDr.TAKA株式会社・Dr.TAKAウェルネスラボ設立。2016年7月からは、栗原隆ウェルネスクリニックの院長として、スポーツドクター・内科医としての経験を活かした総合診療を行っている。

スマホの見過ぎによるストレートネック。そのリスクは?

新たな現代病とも言われる「スマホ首」。一体、どのような状態を指すのか?

栗原先生「『スマホ首』とは、長時間スマホやパソコンの画面をうつむき加減で見続けていることによって引き起こされる『ストレートネック』状態のことを言います。

通常、頚椎(首の骨)は自然なカーブを描いていますが、これがまっすぐになってしまうと、慢性的な首や肩のこりなどにつながっていきます。立った状態で首だけ上を向いた時に顔面が天井と水平の位置までいかない方は『スマホ首』(ストレートネック)になっている可能性があります。

『スマホ首』になると、はじめのうちは軽い首や肩の凝りを自覚する程度でしょう。しかし、首のまわりにはたくさんの大切な神経が走っています。「たかがスマホ首」と放置していると、首や肩のこりだけでなく、頭痛やめまい、手足のしびれ、不眠などの症状が次第に引き起こされる危険性があります」

1時間に1度は休憩を。スマホ首の予防・改善法

なんとも恐ろしいスマホ首だが、スマホ首を予防・改善するためにはどうすればよいのだろう。

栗原先生「スマホ首を予防する上で大切なのは、長時間うつむいて画面を見続ける姿勢を続けないことです。仕事などで長い時間同じ姿勢でいる人は特に注意が必要。1時間ごとに5分程度は必ず休憩を入れるようにしましょう。

また、休憩時間には首肩まわりの筋肉を動かしてあげましょう。首全体を大きく回したり、肩甲骨を大きく前後に回したりすると有効です。時間に余裕がある場合は、さらに全身の筋肉を動かすような運動やストレッチを行うと、全身の筋肉が緩み血行も良くなるため、より効果的です」

スマホゲーム中毒、強い肩もみ…。スマホ首を悪化させてしまう行為とは

反対に、スマホ首を悪化させてしまうのは次のような行為だ。

栗原先生「長時間うつむいた姿勢で画面を見続けることが、スマホ首を悪化させる最も大きな要因です。仕事でスマホを使う時はもちろん、つい何時間も熱中してしまいがちなスマホゲームなどには、没頭しすぎないよう注意して下さい。

また、首や肩の凝りが強い方には、首や肩まわりの筋肉を直接押したりもんだり、首の骨を鳴らすような習慣がある方もいらっしゃいます。しかしこのような行為は、逆に首のまわりの筋肉や神経を痛める危険性があるので、やめるようにして下さい」

「スマホやパソコンが生活に欠かせないツールとなったのは、人類の歴史の中で見ればつい最近のこと。光を放つ画面をうつむいた姿勢でずっと見続けるというライフスタイルが、どのような健康障害を引き起こすのかは、まだはっきりと分かっていません」と警鐘を鳴らす栗原先生。

スマホやパソコンを使うことで心身の不調を自覚するようなら、思い切ってデジタルデトックスを心がけ、極力画面から目を離す生活を心がける必要がありそうだ。

最後にアドバイザーからひと言

栗原先生「最近のスマホは、『スクリーンタイム設定』などスマホの見過ぎに警告を出す機能もありますので、有効に活用しましょう」

Text by Takumi Arisugawa

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