メディア個別 【エクセル関数】LEN関数で指定の文字数に足りないパスワードを見つける | editeur エディトゥール

editeur

検索
第13回 | デキる男の必修科目──大人のエクセル一問一答

【エクセル関数】LEN関数で指定の文字数に足りないパスワードを見つける

オンラインストレージやグループウェアなど、社内でもクラウド型のサービスを使うことが多くなっている昨今。安全性を高めるために欠かせないのが、パスワードの管理だ。たとえば「社内メールの安全性を高めるために、現在使用しているパスワードの文字数を増やすことを推奨したい」場合には、推奨文字数に満たないパスワードを使っているスタッフを選別する作業が発生するわけだが、目視で行うのはかなり面倒だ。エクセルの関数なら、そうした作業も簡単に完了できる。さっそく、問題に挑戦してみよう。

問題:次の表で文字数が10文字未満になっているパスワードを、赤い太字で警告表示させよ。

難易度:☆☆☆☆★
実用度:☆☆☆☆★
目標ステップ数:6

解答:

指定したセル内の文字数を数えたい場合には「LEN(レングス)」関数を用いる。今回の問題では、「条件付き書式」の条件にLEN関数を用いることで、「10文字未満なら赤い太字にする」という条件付き書式の設定を行っている。さっそく、標準解答の手順を確認しよう。

●STEP1

書式設定を変更したいセル(ここではC2)を選択し「ホーム」タブの「条件付き書式」-「新しいルール」をクリック。

●STEP2

「新しい書式ルール」画面が表示されるので、「ルールの種類を選択してください」欄の「数式を使用して、書式設定するセルを決定」を選択。「次の数式を満たす場合に値を書式設定」欄に半角で「=LEN()」と入力し、セルC2をクリック。

●STEP3

「=LEN($C$2」と入力されているので、にキーボードの「F4」キーを何回か押し、「=LEN(C2」となるようにする。さらに続けて「=LEN(C2)<10」となるように入力し、「書式」ボタンをクリック。

●STEP4

「セルの書式設定」画面が表示される。「フォント」タブの「スタイル」欄で「太字」を、「色」欄で赤を選択し、「OK」ボタンをクリック。前の画面に戻るので、さらに「OK」ボタンをクリックする。

●STEP5

選択したセルに、「セル内の文字数が10文字未満なら赤い太字にする」という条件付き書式が設定される。セルが選択された状態で、「ホーム」タブの「書式のコピー/貼り付け」ボタンをダブルクリック。

●STEP6

条件付き書式を適用させたいセルを順にクリック。最後に「Enter」キーを押す。

【今回のまとめ】

指定した文字列の文字数を求めるLEN関数は、「=LEN(文字列)」という基本構文になる。「文字列」には、セル範囲のほか文字列を「””」でくくり直接指定することもできる。ちなみに、LEN関数では全角と半角の区別なく1文字を1とカウントする。全角を2文字とするバイト単位で数えたい場合はLENB(レングス・ビー)関数を使う。

問題のように、関数を使った数式はセル内以外にも使うことができる。今回は条件付き書式の条件に、関数を使った数式を用いている。

=LEN(C2)<10

とした場合は、「LEN関数で数えたセル内(C2)の文字数が10未満」という条件を指定し、条件を満たしている(10文字未満)だった場合は、セル内の文字を赤い太字にする、という書式設定を行っているわけだ。

条件付き書式で関数を入力する際に注意しておきたいのが、クリックでセル番号を指定するとセル番号に「$」がついた「絶対参照」の形式になる点。他のセルに書式をコピーしたい場合は、コピーした場所に応じてセル番号が変化する「相対参照」にする必要があるため、今回の問題ででは「F4」キーを押し、相対参照の形式に変更している。ちょっと面倒な作業なので、キーボードからセル番号を直接入力してもよいだろう。

他のセルに条件付き書式をコピーするには、「書式のコピー/貼り付け」ボタンを利用する。ボタンをダブルクリックすると、「Enter」キーを押すまで、連続で貼り付けができるので、複数のセルに書式をコピーしたい場合に便利だ。

なお「書式のコピー/貼り付け」ボタンは、条件付き書式だけでなく、通常の書式にも利用できる。セル内のデータは残したまま、書式だけコピーしたい場合はよくあるので、覚えておけば時短につながるだろう。

Text by Toshiro Ishii

ピックアップ

editeur

検索