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第12回 | あきらめない!薄毛の予防・対策・ヘアスタイル

ワックス、ムース、ジェル、どう使う? メンズヘアセット虎の巻

ヘアサロンに行ってオシャレなヘアスタイルにしてもらったのに、自宅で再現することができず野暮ったくなってしまう…そんな経験のある人も多いだろう。それはもしかすると、スタイリング剤を使いこなせていないからかも。自分に最適なスタイリング剤とその正しい使い方について、美容師の渡辺真一さんに教えていただいた。
今回のアドバイザー
渡辺真一
美容師
フリーランスの美容師として活躍した経験を活かし、2016年恵比寿にフリーランス美容師たちによるヘアサロン「Liss(リス)恵比寿」をオープン。シャンプー、トリートメントのオリジナルブランド「an bebe」をリリースするなど精力的に活躍中。丁寧なカウンセリングと的確なアドバイス、自宅でも再現しやすいスタイル・スタイリングには定評アリ。一人ひとりのお客様を笑顔になっていただくことをモットーに、マンツーマンでの施術に向き合っている。

ワックス、ジェル、ムース、スプレー。自分の髪に合ったスタイリング剤は?

器用じゃないと上手くできないイメージのあるヘアセット。しかし、渡辺さんは「不器用な人でもヘアセットは上達するので諦めないで下さい」とエールを送る。

渡辺さん「ヘアセットのコツは、正しいスタイリング剤を選ぶこと。最終的な仕上がりを明確にイメージして練習すれば、必ず上手くできるようになります。なりたいイメージとご自身の髪質に合わせて、ピッタリなスタイリング剤を選ぶようにしましょう。

【ワックス】
硬い髪・柔らかい髪・直毛・くせ毛・パーマヘアなど、全てのスタイリングに使用できるオールマイティなスタイリング剤がワックスです。スタイリング後も手直しがきくのも使いやすいポイントですね。

仕上がりのイメージは、ドライな質感。
ただし、ワックスは非常に種類が豊富なので、なりたいヘアスタイルに合わせた質感セット力のものを選ぶ必要があります。
束感をしっかりと作りたい、髪を立ち上げたい場合はセット力の強いワックスを。ナチュラルなイメージにしたい場合はセット力の弱いワックスを選ぶようにしましょう。ワックスは湿気に弱く、雨の日などは型崩れしやすいため注意です。

基本の使い方は次の通り。
1. ワックスを少量手に伸ばしてから全体に付けます。2回に分けてつけると満遍なく全体につけることが出来ます。この時、前髪を上げない場合は一番最後に残ったワックスを前髪につけましょう。
2. 髪の毛の中間から毛先に満遍なくつけてら、ドラゴンボールの“超サイヤ人”のように全ての髪を立たせます。
3. 手ぐしで髪を下ろしながらボリュームを抑えて形を作っていきます。

【ジェル】
難しいイメージのあるジェルですが、実はどんなヘアスタイル・髪質にも使用できるスタイリング剤です。
ただし、イメージはワックスとは真逆。ウェットな質感でガチガチに固まります。
キープ力が強いため、くせ毛の人には特におすすめ。反対に、軟毛や薄毛が気になる方はジェルのウェットな質感は適さない場合があります。

一度固まってしまえば触っても崩れず風や湿気にも強いのがジェルのメリットですが、すぐに固まってしまためスタイリングを手早くすることが大切。また、失敗すると手直しが出来ないので要注意です。水分量が多いゆるいジェルは乾いた髪に、水分量が少ない硬いジェルは毛先が濡れている髪に使用するとスタイリングしやすいでしょう。

基本の使い方は次の通り。
1. 乾いた髪に使用してもいいですが、ジェルの質感に合わせて毛先を少し濡らします。
2. 中間から毛先にむかって全体的につけていきます。根元には絶対につけないようにしましょう。
3. 髪を全て立ち上がらせます。
4. 手ぐしで髪を下ろしながらボリュームを抑えて形を作っていきます。

【ムース】
ワックスに比べて水分量の多いムースは、パーマヘアにオススメ。スタイリングが上手い方ならくせ毛をムースをでパーマ風にスタイリングすることも可能です。
セット力があるため、ボリュームを出したい、または抑えたい場合はセット力の強いムースを。あまりボリュームが欲しくない場合はセット力の弱いムースを選びましょう。

基本の使い方は次の通り。
1. 乾いた髪でもいいですが、毛先を少し濡らすとムースの効力がより発揮できます。
2. 泡を潰さないように髪全体に満遍なく乗せていきます。
3. 乗せた泡と一緒に髪を握るようにして、満遍なくつけていきます
4. 全体的に馴染ませたら、パーマやクセを整えながらスタイリングしましょう。

【ヘアスプレー】
ヘアスプレーは単体で使うことはほぼありません。ワックスを使用した後にヘアスプレーをするのが一般的。ワックスで形を作った後にスプレーすることで、1日中ヘアスタイルをキープすることが出来ます。

基本の使い方は次の通り。
1. ワックスでヘアセットをする。
2. ボリュームを出したい場所は下から、ボリュームを抑えたい場所は上から、スプレーを20〜30センチ離して吹きつけます」

プロのおすすめスタイリング剤を手に入れても、寝癖があっては台無しに

スタイリング剤の特色を理解しても、肝心の自分の髪質が分からないという人もいるかもしれない。

渡辺さん「様々なメーカーから様々なスタイリング剤が販売されていて、自分に合うスタイリング剤が分からないことも多いと思います。そんな時は、髪を切ってもらった美容室でスタイリング剤を買うのがオススメ。スタイリングをしてもらう際に『スタイリング剤を買いたいので、スタイリング方法と一緒に教えて欲しい』と伝えれば、ご自身にピッタリのスタイリング剤でのスタイリング方法を教えてくれます。

また、髪質に関係なく全ての方にお伝えしたいのが『寝癖は必ずしっかり濡らして直す』ことです。寝癖がついている状態では、僕たち美容師でもきちんとスタイリングすることは不可能です。

朝起きたら、スタイリングをする前にしっかりとお湯で髪の毛を濡らしましょう。寝癖はガンコなので毛先だけ濡らしても取ることは出来ません。根元からしっかりと濡らすことで寝癖を直すことが出来ます。一見寝癖がないように見える場合でも、後頭部の部分がぺしゃんこになっていたりします。濡らした髪をドライヤーで乾かす時に、仕上がりのイメージに近い状態まで持っていけるとスタイリングが楽になりますよ」

印象を大きく左右するのがヘアスタイル。好印象を得るためにも、朝の一手間を惜しんではいけないという訳だ。

最後にアドバイザーからひと言

渡辺さん「上手くヘアセットが出来ないという方は『スタイリング剤が合っていない』『仕上がりのイメージが明確ではない』『練習が足りない』のいずれかです。イメージに合ったスタイリング剤でたくさん練習しましょう」

Text by Takumi Arisugawa

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