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第28回 | 40代からの身近な病気 内容と対策を知っておこう

スマホ、パソコンで酷使した目、どう癒す? 「疲れ目」解消法

パソコンやスマホが手放せない現代人は、日常的に目を酷使している状態。仕事に集中した後などに目の疲れを感じる人は多いだろう。そんなつらい「疲れ目」とどのようにして向き合っていけば良いのか? 眼科医の荒井宏幸先生に疲れ目の解消法を伺った。
今回のアドバイザー
荒井宏幸
医学博士・眼科専門医
1990年に防衛医科大学校卒業後、同大学病院医員に。以後、自衛隊中央病院・国家公務員共済三宿病院医員や岡田眼科(横浜市)眼科部長などを経て、1998年 Queen's Eye Clinic  開設。1999年にみなとみらいアイクリニック(旧:南青山アイクリニック横浜) 主任執刀医、2010年に医療法人社団ライトを設立し理事長に。近視矯正手術・白内障手術を中心に眼科手術医療を専門とする。米国でLASIK手術を学び、国内に導入した実績から、現在は眼科医に対する手術指導・講演も行っている。数多くのスポーツ選手・タレントのレーシックを手がけ、TV出演も多数。

オフィスや自宅で取り組もう。眼科医が提案する「疲れ目解消法」5つ

「疲れ目を招くから」と言ってパソコンやスマホなど目を酷使する作業から離れるのは、現代を生きるビジネスマンにとって現実的ではない。では、疲れ目はどのようにして解消させれば良いのだろう?

荒井先生「疲れ目は、目のピント合わせをするための筋肉・毛様体筋を使いすぎることが原因です。パソコンやスマホを見ることが多い現代人の目は、常に緊張状態。この緊張状態を緩めてあげることが、疲れ目を和らげることにつながります。疲れ目の症状に悩まされているという方は、次のような対策をしてみてください。

【目を酷使する作業中は、こまめに休憩を取る】
パソコンやスマホ、読書などは疲れ目の大きな原因。長時間目取り組むときには、5分ほど席を立って少し歩いたり、ゆっくりコーヒーを飲んだりして、1〜2時間程度に1回は休憩しましょう。席に着いたまま、大きく背伸びをしてみるのもいいですね。

【“チラ見エクササイズ”をする】
休憩時間が取れない場合は、チラ見エクササイズをしましょう。パソコンやスマホから目を離して、窓から見える遠くの看板を30秒〜1分程度ジッと見るのです。遠くを見ることで毛様体筋がリラックスして、筋肉の動きもリフレッシュします。

【冷・温タオルを目に乗せる】
仕事中であれば、冷たいタオルを3分ほど目に乗せてクールダウンすることもいいでしょう。1日の終わりにお風呂に入った時には、温かいタオルを目に乗せると血流回復と筋肉のほぐしに効果的です。

【デジタル機器は画面の大きなものを使う】
パソコンは画面の大きなものを使うと、毛様体筋の負担が減ります。また、画面を見る視線を水平よりやや下向きの状態を心がけると、目の乾きを防ぐ効果もあります。スマホは便利ですが、画面が小さくピント調節には大きな負荷がかかります。パソコンで可能な仕事はスマホではやらない方がよいでしょう。

【鮭とイクラを積極的に食べる】
鮭・イクラなどに含まれる赤い成分・アスタキサンチンが、疲れ目に効果的であることがわかっています。鮭やイクラを食べる以外にも、アスタキサンチンのサプリメントを摂るのも良いでしょう。効果を感じるためには、根気よく毎日継続することが大切です」

眼鏡やコンタクトが合っていない場合も? 眼科受診のススメ

セルフケアでも疲れ目が改善しない場合は、眼科受診も必要となってくる。

荒井先生「疲れ目で眼科を訪れた場合は、まず現在使用されている眼鏡やコンタクトレンズがどの位の度数なのかを検査します。もし遠くが良く見える状態であれば、少し度数を弱くして(0.7〜0.8位)、1〜2週間程度様子を見た上で、適切な度数を指示した眼鏡処方箋を作ります。

また最近の検査では、毛様体筋がどの程度疲れているのか測定することが可能です。毛様体筋が痙攣していたり、不安定な動きをしているようであれば、点眼薬で筋肉を緩ませる治療をします。この他、目の使い方に問題があるようなら、それぞれの患者さんに適したアドバイスをすることも多いです。ご自身で疲れ目対策をしても効果を感じられない場合は、一度眼科を受診なさってください」

自身では「ひどい疲れ目」と思っていても、眼科を受診してみたら別の眼病だった…なんてこともあるかもしれない。責任のある仕事を任せられている40代男性だからこそ、日頃から目のケアを徹底することでさらなるパフォーマンスアップに繋げよう。

最後にアドバイザーからひと言

荒井先生「最近多いのは、スマホゲームのやりすぎによる眼精疲労。時間を決めるなどして、必要以上にはプレイしないようにしてください」

Text by Takumi Arisugawa

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