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第7回 | 日産の最新車デザイン・性能情報をお届け

大坂なおみとGT-R──最強のNISMO仕様車を操れたのか

2018年に世界的なブレイクスルーをはたしたアスリートを挙げれば、そのひとりは間違いなく大坂なおみだろう。プレーだけではなく、天真爛漫なキャラクターから試合後のインタビューでも人気となり、帰国時にはイベントに引っ張りだことなった。なかでも記憶に新しいのが、日産のブランドアンバサダー就任を発表した9月の記者会見だ。会場には彼女にプレゼントするための『リーフ』が用意されていたのに、好きなクルマを問われると「GT-Rが好き。速いから」とまさかの発言。同社の星野朝子専務は驚きつつも「わ、わかりました。GT-R、差し上げましょう!」と多くの報道陣を前に明言した。カルロス・ゴーン事件が世間を騒がす前の11月中旬、フロリダでその約束がはたされた。

日産が大坂なおみにプレゼントしたのは、NISMO仕様の最強グレード『GT-R NISMO』

日産自動車は、現地法人の北米日産を通じて大坂なおみとの約束を実行した。フロリダ州にある彼女の自宅近くで2018年モデルの『GT-R』を贈呈したのである。

もっとも、それはただの『GT-R』ではなかった。なんと『GT-R NISMO』だ。NISMO(ニスモ)とは「Nissan Motorsports International Co=ニッサン・モータースポーツ・インターナショナル株式会社」の略。ル・マン24時間やスーパーGTなどのレースに参戦する日産のワークスチームであり、さらにモータースポーツ活動を通じて培ったノウハウを注ぎ込んだパーツ類を開発・販売し、自らチューンナップしたコンプリートカーの販売も行っている。それがいわゆる「NISMO仕様車」だ。

大坂なおみにプレゼントされた『GT-R NISMO』は、このNISMO仕様車の頂点に立つ一台。同時に『GT-R』のフラッグシップというべき最上位グレードでもある。

最高出力600馬力。『GT-R NISMO』は桁外れの走行性能をもつロードゴーイングカー

『GT-R NISMO』の特徴は、空力性能を向上させたエクステリア、製造段階から剛性を高めたボディ、接地性や減衰力をアップさせた足回りなど多岐にわたる。

パワーユニットは、GT3選手権で使用するレーシングカーと同じ高流量・大口径のツインターボチャージャーを搭載した3.8L V6ツインターボエンジン。最高出力600ps、最大トルク652Nmと、まさにスーパーカーそのものだ。通常の『GT-R』の出力とトルクがそれぞれ570ps、637Nmと聞けば、いかに桁外れの性能であるかがわかるだろう。

インテリアには、赤のアルカンターラを中央部分に用いたレザーのレカロ製カーボンバケットシートを採用。アルカンターラはステアリングホイールやダッシュボード上部、センターアームレストにも使用されている。写真では分かりづらいが、大坂なおみの『GT-R NISMO』のシート中央にも赤が見えるので、おそらく同じ仕様と思われる。

ただし、ボディカラーは彼女が会見で好きと言っていた白ではなく、「アルティメイトメタル」と呼ばれるシルバー。これが大坂なおみの要望なのかどうかはわからない

妹の大坂まりと『GT-R NISMO』でドライブ。大坂なおみは無事に運転できたのか?

『GT-R』は世界で、とりわけアメリカではスーパーカーとして広く認知されている。映画『ワイルドスピード』シリーズでは、今は亡きポール・ウォーカーが演じた主人公のひとり、ブライアン・オコナーが歴代『GT-R』を操ってストリートレースを戦った。カーマニアのポール・ウォーカーはプライベートでも『GT-R』を所有していたくらいである。

しかし大坂なおみはテニスプレイヤーであって、ブライアンではない。はたして600馬力のモンスターマシンを操ることができるのか。その点が心配だが、やはりテニス選手の妹の大坂まりが12月初めにインスタグラムを更新し、大坂なおみがハンドルを握る『GT-R NISMO』でドライブを楽しむ様子をアップ。どうやら運転自体はできたようだ。

もっとも、そこにはこうコメントが添えられていたのだが…。「I am thankful to survive Nao’s driving(ナオの運転で無事だったことに感謝します)」。

Text by Kenzo Maya
Photo by (C) Nissan Motor Co., Ltd.
Edit by Takeshi Sogabe(Seidansha)

動画はこちら
Nissan GT-R Nismo オフィシャル動画

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