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10年後の働き方
著者
未来予報株式会社, 曽我浩太郎, 宮川麻衣子
出版社
インプレス
定価
1620円
出版日
2017-07-14
評価(5点 満点中)
総 合
4.2
明瞭性
4
革新性
4.5
応用性
4
第22回 | 本の要約サイト『flier』 powered by éditeur

注目の書籍レビュー『10年後の働き方』

人気のビジネス書、話題の書籍に書かれていることとは? 本の要約サイト『flier』から、注目の1冊のレビューをお届けします。

SXSW(サウス・バイ・サウスウエスト)という、アメリカで毎年開催される巨大なビジネスイベントがある。日本ではあまり知られていないが、最先端のテクノロジー企業やイノベーターが集まる、巨大なクリエイティブ・ビジネス・フェスティバルだ。本書は、SXSWの日本で唯一の公式コンサルタントである未来予報社による著作である。
この本で紹介される数々の最先端テクノロジーは、例えば人工肉の研究など、ちょっと前ならSFで描かれていたようなものばかり。SXSWで発表された、実用化される前の研究段階のものが大半だが、だからこそ驚かされるような事例が多い。本書は、そんな先端テクノロジーが示す未来のイメージをもとに、その世界に出現するであろう職業を続々と紹介するユニークな本である。
それにしても、どのアイデアも、日本の大企業で研究テーマとして認められるのは難しそうだとつい考えてしまう。日本企業にも、かつて基礎研究ブームの時代があった。それが今や、すぐに収益を上げられないアイデアには、日本では誰も投資をしなくなってしまった。ROIばかり気にすることがグローバルスタンダードだと、経営コンサルタントに洗脳されてしまった日本企業に、未来は見えていないのではないか。
日本の若者の素晴らしい才能を、アメリカのベンチャーキャピタルしか評価できないなら、日本ではイノベーションは起こりえない。本書で紹介されているような、多様で広範囲なジャンルの最新テクノロジーを、まず知り理解することから始める必要があるだろう。

(文・『谷田部 卓』/本の要約サイト『flier』)

この本の著者

未来予報株式会社

2016年9月設立。「まだ世の中にないモノやサービスを一緒に育てる」をコンセプトに、製品のリサーチ、コンセプト設計、ブランディングを専門に行う。

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『10年後の働き方』
未来予報株式会社, 曽我浩太郎, 宮川麻衣子
インプレス
1620円

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