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第1回 | ITが働き方を変える?最新ビジネスハック事情

行灯の消灯、車の色 意外と知らないタクシーの基礎知識

日ごろからタクシーを利用するビジネスパーソンは多いと思うが、手を挙げているのに停車しなかったり、新人ドライバーで道に詳しくなかったりして、ストレスを感じたことがある人も少なくないのでは? しかしそれらは、タクシーの基礎知識を身につけることで回避できる可能性がある。

行灯が消灯していたらタクシーはとまらない

駅前やホテル、空港などに併設されているタクシー乗り場なら、「付け待ち」と呼ばれるタクシーに乗車できるが、街中を走行中の「流し」のタクシーは、手を挙げなければ乗車できない。これは誰しもが知っていることだろう。

しかし、「流し」のタクシーをとめようと思い、手を挙げてもとまらないケースがある。停車しない理由には、すでに乗客を乗せている「実車中」、給油やメンテナンスに向かっている最中などの「回送中」、乗客を迎えに行く「迎車中」、「予約車」、「貸切車」、個人タクシーがプライベートで車両を使う際の「自家使用」などが挙げられる。

こういったタクシーの状態を見分けるためには、タクシーの助手席前に設置された「スーパーサイン(実車表示器)」が役立つ。「スーパーサイン」には、前述の「回送」や「迎車」などが表示され、実車中は「賃走」表示または無表示、乗客を探しているときは「空車」と表示される仕組みで、「空車」または深夜早朝時間帯の「割増」以外では手を挙げてもとまらない可能性が高い。

しかし、「スーパーサイン」は小さくて遠くからでは見づらい。そこでもうひとつの確認方法が、タクシーの屋根に設置されている「行灯(あんどん)」。一般的に、「行灯」が消灯していると乗車できず、点灯していると空車のサインとなっているので、「流し」のタクシーに乗りたいときは「行灯」を確認するといいだろう。

ベテランドライバーを捕まえたいなら「黒タク」を選ぶ?

急用でタクシーを捕まえたにもかかわらず、新人ドライバーで道がわからず目的地まで時間がかかってしまう。“タクシーあるある”のひとつだが、世間では「優良のベテランドライバーを捕まえたいなら黒いタクシーに乗る」という噂がある。

たしかにタクシー事業者によっては、優良ドライバーに黒いボディカラーの車両(通称:黒タク)を担当させることはあるようだが、すべてではない。タクシー事業者や地域によっては、新人ドライバーが「黒タク」を運転していることもある。

とはいえ、たとえば日本交通の場合は、「黒タク」を担当するドライバーは、安全運転やサービス品質など独自の社内基準をクリアし、専門教育を受けた乗務員のみと公表している。また、「黒タク」乗務員のなかから、より高いスキルとホスピタリティをもつ乗務員を「黒タクスリースター乗務員」とし、「JAPAN TAXI」で運行しているそうだ。

「JAPAN TAXI」とは、2017年末ごろからトヨタが販売しているタクシー・ハイヤー専用車両のこと。従来のタクシー車両は、トヨタの「コンフォート」や日産「セドリック」などのようなセダンタイプが主流だったが、「JAPAN TAXI」はミニバンのような車高の高さが特長の次世代タクシーだ。

どうしても優良ドライバーを捕まえたいということであれば、こういった車両を選ぶとあたる可能性が高くなるかもしれない。

AIでタクシーがより使いやすくなる

従来とは異なる新型車両が登場したタクシー業界だが、進化し続けているのは車両だけではない。

NTTドコモが提供する「AIタクシー」というサービスは、AI(人工知能)を使い、未来のタクシー需要予測の情報を配信するもの。人の流れがリアルタイムにわかる携帯電話ネットワークの仕組みと、タクシーの運行データなどをAIが分析し、現在から30分後までのタクシーの需要を予測することが可能になるタクシー事業者向けのサービス。

たとえば、武道館で有名アーティストのコンサートが行われると、開催後に武道館周辺で普段以上にタクシーを利用したい人が増える。そういった予測を「AIタクシー」がすることで、タクシードライバーは武道館周辺を流すことになり、結果、利用者は今まで以上にタクシーを捕まえやすくなるのだ。

昨今、タクシーの配車アプリも登場し始めているが、それでも「流し」のタクシーは捕まえられないこともある。「AIタクシー」はそういった利用者の小さなストレスを緩和できるサービスだけに、導入事業者が増加することを願わずにはいられない。

Text by Yoshiharu Nako (KOUMUTEN)

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