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第1回 | ミドル男の婚活。40代でも成功するパートナー選び

自分の市場価値を認識せよ。ミドル男の婚活「理想と現実」

独身生活を謳歌してきた男性も、40代になると「そろそろ結婚を」と考える。気軽に「婚活」を始める人もいるかもしれない。しかし、40代の男性にとって現在の婚活市場を勝ち抜くのは簡単なことではない。むしろ想像以上にシビアな現実に直面することになるという。そこで、大人の恋愛や結婚に詳しいフリーライターの大宮冬洋さんに話を聞いた。
今回のアドバイザー
大宮冬洋
フリーライター
ファーストリテイリング(ユニクロ)、編集プロダクションを経て、2002年よりフリーライターに転身。愛知県と東京都を拠点に、30代以降の「大人の恋愛・結婚」に関するライティングをおもに手がける。最新著書は『人は死ぬまで結婚できる~晩婚時代の幸せのつかみ方~』(講談社+α新書)

婚活で人気が高い男性は28歳から38歳。40代以降は年齢で対象外となる傾向が強い

ミドル男性を待ち受ける現実とはズバリ「年齢の壁」だ。残念ながら、婚活サイトや結婚相談所などでは「年齢が婚活の足かせになるケースが少なくない」と大宮さんは話す。

「婚活サイトや結婚相談所では、女性と会う前に個人のプロフィールが重視されます。年齢によって最初から対象外にされてしまう可能性が高いのです。特に大手の結婚相談所では、若さを兼ね備えつつ、結婚への本気度も少なからず感じられる『28〜38歳の男性』がもっとも人気が高い。この層に女性登録者の人気が集中する傾向がありますね」(大宮さん、以下同)

とりわけ近年では、男性にも「若さ」と「容姿」が求められる傾向が強いと大宮さんは指摘する。背景には、自分でバリバリ働き、自立している女性が増えていることがあるという。

「経済的に余裕がある女性ほど、相手を選ぶときに生活ではなく恋愛感情を重視する傾向があります。ひと昔前まで男性にも『自分が稼ぐから相手は若くてルックスがよく、ときめきを感じられる人がいい』という意見が多かったのですが、同じ考えの女性が増えているのです」

理想を追い求めるな。ミドル男の婚活条件は「大手企業勤務」「年収1000万円以上」

婚活とは、いわば戦場のようなもの。そこで「若さ」というカードをもたないミドル男性が勝利を勝ち取るには、肩書きや資産など、それ相応の武器が必要だという。

「率直に申し上げて、まず正社員であることが前提になります。それも役職の高さよりも勤務先が判断材料になる傾向が強い。できれば大手企業勤務が望ましいですね。さらに医師、弁護士といったハイスペックな職業なら、成婚の確率は格段に向上します。また、結婚相談所をメインにした婚活は、本人の意志だけでなく女性の親の意向も絡んできます。男性のプロフィールを見て母親がOKするかどうかも、重要なポイントになるでしょう」

生活をともにする相手を探す婚活市場では、やはり条件面のチェックが厳しくなるわけだが、ただしミドル男性でも年収が高く資産をもつリッチな人なら話は別のようだ。

「都心に住み、年収が1000万円以上の人なら、ミドル男性でも理想の女性と結婚できる可能性が高くなります。しかし、年収600万クラスになると、理想の相手を選ぶのは難しいのが現実です。年収600万未満のミドル男性は、『婚活市場では自分の価値が高くないこと』を自覚してから、本格的な婚活を始めると良いでしょう」

自分の市場価値を知らずに婚活をすると、いつまでも出会うことのない理想の相手を追い求めることになり、「あきらめがつかず、最終的に苦労する」と大宮さんは指摘する。

成功のカギは理想と違う女性でも好意を持ってくれたら「ありがたい」と思えること

さまざまな男女の婚活を見てきた大宮さんは、ミドル男性の婚活を成功させるためにもっとも重要となるカギは「『謙虚さ』にある」と指摘する。

「婚活に成功した人に共通しているのは、相手に多くを求めない『謙虚さ』です。真剣に婚活に取り組んでいる男性なら、自分の好みの女性から好意を抱いてもらうことの難しさを痛感しているはずです。仮にあなたの理想と少し離れた女性が好意を持ってくれたとして、むしろそれを『ありがたい』と思えるようにならなければ、結婚は夢のまた夢ですよ」

非常に残念な話だが、「若い女性」という条件にこだわっている限り、婚活は厳しいものとなる。大宮さんは「自分と年齢が近い女性まで視野を広げる」ことをすすめる。もしかすると、若い女性よりも話が合い、価値観も似ているなど、新たな発見が得られるかもしれない。

最後にアドバイザーからひと言

「ご自身の市場価値や相場観をよく認識し、そのうえで『自分は売れ残りだ』という自覚を持つことが、婚活を成功に導きます」

Text by Akeno Kataoka(Seidansha)
Edit by Miki Ohnuki(Seidansha)

取材協力
ライター大宮冬洋のホームページ

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