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第34回 | エディトゥールPRIME

1位は安室奈美恵の引退。2018年「ヒット商品」ベスト30

ヒットとは、「打つ」「命中する」という意味だ。野球で安打を打つこと、ボクシングでパンチを相手に当てることなどに使われる。それが転じて、商品やサービスが売れて大当りすることを指すようになった。この「ヒット」をランキング化したのが毎年恒例の「ヒット商品ベスト30」である。新語・流行語大賞と同様に、世相を反映したランキングとして注目を集めている。先ごろ2018年の「ヒット商品ベスト30」が発表された。

売れ行きだけではなく、常識を変えたり世の中に影響を与えたりしたモノやヒトを評価

ビジネス情報誌『日経トレンディ』は、1987年の創刊以来、毎年12月号でその年にトレンドとなった商品やサービスを「ヒット商品ベスト30」として特集している。

ヒット商品といっても、その対象はモノだけではない。たとえば、1999年に1位に輝いたのは「宇多田ヒカル」で、2003年は「阪神タイガース」。昨年発表された「ヒット商品グランドチャンピオン」(1987〜2016年のヒット商品に選ばれた全890アイテムから選出)のベスト3は、「スマートフォン」「LINE」「インターネット」だった。

つまり売れ行きやシェアだけではなく、どれだけ従来にない市場を作ったか、社会の常識や人々の生活スタイルを変えたか、世の中に影響を与えたかが評価されるのだ。

(C) Sony Corporation, Sony Marketing Inc.

2位「ドライブレコーダー」、3位「ペットボトルコーヒー」、そして4位は「ZOZO」

さっそく今年のヒット商品のラインナップを見てみよう。細かい説明は抜きにして、『日経トレンディ』が選んだ「2018年ヒット商品ベスト30」を一気に紹介する。

1位 安室奈美恵
2位 ドライブレコーダー
3位 ペットボトルコーヒー
4位 ZOZO
5位 グーグルホーム&アマゾンエコー
6位 漫画 君たちはどう生きるか
7位 aibo
8位 ケーブル バイト
9位 本麒麟
10位 NONIO
11位 名探偵コナン ゼロの執行人
12位 L.O.L.サプライズ!
13位 無糖・強炭酸
14位 コウペンちゃん
15位 東京ミッドタウン日比谷
16位 チョコミント
17位 明治エッセル スーパーカップ スイーツ
18位 エプソン チームラボ ボーダレス
19位 お椀で食べるカップヌードル
20位 肩掛けスピーカー
21位 プリントス
22位 タピオカミルクティー
23位 PUBG・荒野行動
24位 ポケトーク
25位 乃木坂46写真集
26位 サバ缶
27位 花椒
28位 カシヤマ・ザ・スマートテーラー
29位 スタディプランナー
30位 カメラを止めるな!

(C) 乃木坂46LLC

白石麻衣写真集は部数30万部超。25位の「乃木坂46写真集」は順位が低すぎる?

1位は引退した「安室奈美恵」。最後のアルバム『Finally』はダブルミリオンを記録し、渋谷で開催された展示会には多くのファンが行列を作った。その経済効果は500億円超ともいわれる。2位の「ドライブレコーダー」も納得だ。あおり運転などのトラブルが増加したことでニーズが拡大し、いまや家電量販店には多くの製品が並んでいる。

4位の「ZOZO」は、ZOZOスーツが世間を驚かせたが、それ以上に話題となったのは社長の前澤友作氏だろう。剛力彩芽とのオープンな交際はネットで炎上騒動となり、民間人初の月旅行計画など話題にも事欠かなかった。もっと順位が高くてもいいのでは、との印象を受けるのは25位の「乃木坂46写真集」。とりわけ白石麻衣の写真集は、「1万部売れたら成功」とされるなかで今も増刷を重ね、30万部超のメガヒットを記録中だ。

全体的に微妙なモノも目につくが、ツッコミどころが多いのも「ヒット商品ベスト30」の魅力のひとつ。その点は新語・流行語大賞と同じだ。異論を言い合いつつ、1年を振り返って楽しむものなのである。2019年はどんな商品が1位となるのだろうか。

Text by Kiyoshi Nanamori
Photo by (C) H & M Hennes & Mauritz AB(main)
Edit by Takeshi Sogabe(Seidansha)

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