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第14回 | シトロエンの最新車デザイン・性能情報をお届け

DS 3 CROSSBACK──これぞ現代のフレンチラグジュアリー

DSオートモービルは、昨年発表したフラッグシップモデル『DS 7クロスバック』によりラグジュアリーカーブランドとしての方向性を確固たるものにした。そこへまたひとつ魅力的なモデルが加わる。『DS 3クロスバック』。9月にパリのDSデザインスタジオで発表された新型のコンパクトSUVだ。中核を担う『DS 3』の実質的な後継車であり、同時にピュアEVをラインナップするなど、今後のDSブランドを占う重要な一台となる。

旗艦モデルの『DS 7クロスバック』に続く次世代DSの第二弾『DS 3クロスバック』

DSオートモービルは、プジョー・シトロエンからなるPSAグループのラグジュアリーブランドだ。当初はシトロエンのサブブランドとしてスタートし、『DS 3』『DS 3カブリオ』『DS 4』『DS 4クロスバック』『DS 5』をラインナップ。2015年から独立したブランドとして新たなスタートを切った。

そのDSが2017年に発表したのがフラッグシップの『DS 7クロスバック』だ(日本導入は2018年)。このクルマの登場によって、DSが目指す次世代フレンチラグジュアリーの方向性がはっきりと印象づけられた。これに続くブランドの新世代SUVとして、今年9月に発表されたのが『DS 3クロスバック』である。本国では年内に発売される。

『DS 3クロスバック』はDSのボトムエンドを担うモデルとして開発された4ドアのコンパクトSUVで、実質的に『DS3』の後継車となる。アヴァンギャルドなDS流デザインの濃度をより高め、クラスを超えたラグジュアリーさを与えることで、アウディ『Q2』や『MINIクロスオーバー』などのライバルがひしめくBセグメントSUV市場に挑む。

さらに、10月に地元で開催されたパリサロンでは、ピュアEVの『DS 3クロスバックE-TENSE』もお披露目された。こちらは2019年内の発売を予定しているという。

自分だけの一台という贅沢。カスタマイズによって内外装を自分好みに仕上げられる

ボディサイズは、全長4118mm×全幅1791mm×全高1534mmで、サイズ自体はBセグメントに属する。とはいえ、コンパクトクラスであることをまったく感じさせない。それはラグジュアリーを極めるためのアイテムが多数採用されているからだろう。

たとえば、フロントマスクを印象づけるヘッドライトは、対向車や先行車に当たる部分だけを遮光する機能を持つ「DSマトリクスLEDビジョン」を装備。スリークなサイドビューには、人が近づいたときだけ自動的にポップアップするフラッシュドアハンドルが組み込まれる。これはテスラの各モデルに装備されるのと同等のものだ。

ラグジュアリーカーにとっては、豊富なカスタマイズで“自分だけの一台”を作ることができるのも大切な要素となる。エクステリアは10色のボディカラーと3色のルーフカラー、10種のホイールデザイン(17または18インチ)から選ぶことができ、インテリアには「DSモンマルトル」「DSバスティル」「DSパフォーマンスライン」「DSリヴォリ」「DSオペラ」の5タイプが用意される。

パワートレインは「ガソリンターボ」「ディーゼルターボ」「ピュアEV」の3タイプ

パワートレインは、1.2Lガソリンターボ「Puretech」と1.5Lディーゼルターボ「BlueHDi」をラインナップし、ここへ2019年内にピュアEVの「E-TENSE」が加わる。

1.2Lガソリンターボは最高出力100hp、130hp、155hpの3種類を設定。155hpモデルにはPSAの最新8速AT「EAT8」が搭載される。「E-TENSE」は、100kW(136hp)の電気モーターと50kWhのリチウムイオンバッテリーを搭載し、320km(WTLPモード=新国際燃費基準)、あるいは430km(NEDCモード)の航続距離を持つという。

もちろん安全面も抜かりはない。0~180km/hで作動するレーンキープ機能つきのアダプティブクルーズコントロール「DSコネクテッドパイロット」、ステアリングとペダル操作を自動で行う駐車支援システムの「DS パークパイロット」など最新の安全運転支援システムを装備。また、メインキーの代わりにスマートフォンでドアの解錠や施錠、エンジン始動などができる「MyDSアプリ」を採用し、コネクテッド時代に備える。

なお、DSは電動化をストラテジーコア(主戦略)に位置づけており、パリサロンでは『DS 3クロスバック E-TENSE』のほか、ハイブリッドパワートレインを搭載した『DS 7クロスバック E-TENSE 4×4』、フォーミュラEのニューマシン『DS E-TENSE FE 19』、そして2035年の未来を見据えたコンセプトカー『DS X E-TENSE』も発表している。

『DS 3クロスバック』の価格はトップモデルで500万円。名実ともにラグジュアリー

『DS 3クロスバック』はフランス本国で今年中に発売される予定だ。本国での価格を邦貨換算すると、およそ300万円から。これはあくまで標準モデルの価格で、上級モデルになると450万円を超える。デビュー記念の特別仕様車「La Première」にいたってはおよそ500万円。名実ともにラグジュアリーカーといえそうだ。

ヨーロッパで発表されたばかりのため、『DS 3クロスバック』の上陸時期は不明だが、日本に導入されるのは間違いないだろう。都心でも扱いやすいコンパクトさにラグジュアリーさを加えたSUVとなれば、注目しないわけにはいかない。

Text by Muneyoshi Kitani
Photo by (C) Peugeot Citroën
Edit by Takeshi Sogabe(Seidansha)

動画はこちら
DS 3 CROSSBACK オフィシャル動画

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